桂ざこば一門が15日、大阪市内で「桂ざこば三回忌追善 米朝一門会」(8月11日、サンケイホールブリーゼ)の取材会に出席した。

 筆頭弟子の桂塩鯛は「最近よく夢に出てくる」とぼやきつつ「いろんな思い出を私の体の中に注入していただいた、非常に面白い大事な方でございました」としのんだ。

 師匠にゆかりのあるネタをやるかどうかについて塩鯛は「一応そういうふうには考えているんですけど、僕はなるべく師匠がやらないネタを選んでいたんですよ。それでいつも『お前が俺を食おうとしてる』って言われました」と懐かしそうに振り返った。師匠のここはマネできるという点については、桂わかばが「すごく下の方にも優しいところがありますので、そういうところを私は見習っていきたいなと思っております」と語った。

 桂力造はざこば師匠を「気遣いの人」と表現。「とにかくこの世界は気遣いの世界だとずっと言ってはったんですよ。ただ、あざとい気遣いはあかんと言ってはりました」と回想した。自分の言葉でしゃべる芸風について塩鯛は「自然体でしゃべりなさいということは、50年近く付き合いさせてもらっていますが、行き着くところ、これやったよなとは思います」と思いをはせた。

 今回はざこばさんの公演映像も一席フルで流すことが決まっており、関係者は「脳梗塞(こうそく)になる前の作品と考えています。改めて聞いたらやっぱりあの人にしかできひんなっていう面白さ」と、太鼓判を押した。

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