落語協会は29日、都内で総会と理事会を開き、2024年から2年にわたり会長を務めた柳家さん喬の後任として、新会長に林家正蔵を選出した。30日に記者会見を開く。

 林家正蔵は「昭和の爆笑王」として親しまれた初代・林家三平さんの長男。1978年に三平さんに入門して、「こぶ平」として活動。88年に13人抜きの抜てき真打ち昇進した。こぶ平時代はバラエティー番組や声優としても活躍。フジテレビ系アニメ「タッチ」(85年)、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(98年)、スタジオジブリのアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」(94年)などに出演した。

 2005年に林家正蔵を襲名。古典落語にも力を入れ、持ち前の華やかさと人情味ある語り口で人気だ。24年に発会100年を迎えることを記念した「落語協会百年事業」では、百年実行委員長を担当し、落語会の発展に向けて力を尽くした。7月だけでも、7月中席昼席の池袋演芸場と鈴本演芸場、下席昼席の浅草演芸ホールが控える。

 ◆林家 正蔵(はやしや・しょうぞう)本名・海老名泰孝。1962年12月1日、初代・林家三平の長男として東京・根岸に生まれる。63歳。

子供のころ「小三平」を名乗り、高校入学の78年4月、父・三平に入門して「こぶ平」。81年5月に二つ目に昇進。88年3月に13人抜き、最年少(当時)で真打ちに昇進。05年3月に林家の留め名である「正蔵」を9代目として襲名。出囃子(でばやし)は「あやめ浴衣」。家族に母・海老名香葉子さん(エッセイスト)、義兄に峰竜太、実弟に2代目・林家三平がいる。長男の林家たま平が27年3月下席から真打ち昇進する。

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