不滅の大記録へ。6月24日、自身のオフィシャルサイトで地方・海外を含む勝利数が4994勝と判明したと報告した武豊騎手=栗東・フリー=。

先週2勝し、JRA通算4665勝、地方212勝、海外119勝と合わせて、通算5000勝へのマジックを“4”とした。「積み重ねの数字だから、よくここまで来たなという感じです。できれば今週、達成したいね」と開催の折り返しを迎えた函館で、決める構えだ。

 25年には岩田望がイギリス、今年6月からは菅原明がフランスを経由してオーストラリアに滞在中。海外で修業を積むジョッキーが増えたのは、2000年代前半にアメリカやフランスに拠点を置き、道を切り開いた武豊の影響は大きい。「海外の数字が意外と多かったのは誇れますね。いろんなところに行って、いろんな馬に乗って。その全てが経験というか。分からない道で5時間、車を走らせて、迷いながら1頭の馬に乗りに行ったりもした。そんな風に普通とは違う1勝もあるよね」と当時の思い出が口からこぼれ落ちた。

 安田記念をシックスペンス、宝塚記念をメイショウタバルで2週連続のG1制覇と最高の流れで迎えた夏の函館。「上半期をいい形で締めくくれたけど、ここ2週間は静かだったので上げていきたいね」。

参戦した近2週の函館は3勝にとどまったが、開催後半4週目は土曜8鞍、日曜8鞍で計16頭の好メンバーが控えている。

 日曜10Rの横津岳特別には、コンビでG1を6勝したキタサンブラックの半弟アルマデオロ(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎、父レイデオロ)が、スタンバイ。「昨年も函館で勝っているし、(2600メートルの)距離もいい。力はあるのでスムーズに折り合えるか、そこだけ。そこまでには勝っておきたいね」と意気込む。名手の歴史に今週、新たな勲章が刻まれようとしている。(浅子 祐貴)

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