◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント2回戦 パラグアイ0―1フランス(フィラデルフィア競技場)

 決勝トーナメント(T)2回戦2試合が4日(日本時間5日)に行われ、2大会ぶり3度目の優勝を目指すフランス(FIFAランク3位)が、パラグアイ(同41位)を1―0で下し、4大会連続8強に進出した。主将のFWエムバペが後半にPKを決めて今大会通算7ゴールとし、得点ランキングトップのアルゼンチン代表FWメッシに並んだ。

W杯通算でも19得点として、メッシに1差に迫った。前回4位のモロッコ(同7位)は開催国の一つ、カナダ(同30位)を3―0で退けた。9日(日本時間10日)の準々決勝でフランスとモロッコが激突する。

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 パラグアイの執拗なマークにも、繰り返されたラフプレーにも屈することはない。フランスのエース・エムバペが、苦しい試合でも主役を演じた。0―0の後半25分にPKをゴール右へ決めて、メッシに並ぶ今大会トップタイの7点目。フランス代表としてW杯通算150点目のメモリアル弾になった。8強進出に導き「僕たちはただ攻撃的なだけのチームではない。汚いサッカーのやり方だって知っている」と、吐き捨てるように言った。

 ここ4戦で3度の2得点を挙げたエースも、5バック気味のパラグアイ守備陣に苦戦。前半にはファウルを受けて相手と一触即発になるなどフラストレーションのたまる展開だった。ラフプレーから小競り合いも起きたが、デシャン監督が「パラグアイの最大の特徴は、相手を試合から引きずり出そうとすることだ」と口酸っぱく伝えていたことで踏みとどまり、プレー精度やチームの規律が乱れることはなかった。

 エムバペは試合後、相手GKの握手を無視し、ボールをぶつけられたが、笑顔でかわした。「どんな試合になるか分かっていた。こういう試合、戦い方をできたことは素晴らしい。攻撃的なサッカーをするだけのチームではないと示せた。良い悪いではなく、それぞれの選手がそれぞれの強みを出せた。唯一の正解は勝つこと」とうなずいた。

指揮官も「必ずしも人々が見て楽しむ類いのサッカーではないが、自分たちは集中を保ち続けた。ここまではスムーズに進んできたから、こういう困難を経験するのもいいものだ」と、この1勝を評価した。

 フランスは4大会連続で8強入りを決めた。エムバペはW杯通算ゴール数でメッシの20に1差に迫る19。メッシが6大会通算30試合なのに対して、エムバペは3大会19試合目と驚異的なペースでゴールを積み重ねている。準々決勝では前回大会4位のモロッコと激突。

勢いの止まらない絶対的エースとともに、フランスが18年ロシア大会以来、3度目の優勝へ駆け上がる。

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