◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント2回戦 メキシコ2―3イングランド(5日、メキシコシティー競技場)

 FIFAランク4位のイングランドが、3―2で同14位のメキシコに勝利し、8強進出を決めた。

 イングランド代表にとって1986年メキシコ大会の準々決勝アルゼンチン戦でマラドーナに「神の手」&「5人抜き」ゴールを決められて1―2で敗戦した因縁の「アステカ・スタジアム」での一戦は、天候不良と雷の影響が懸念され試合開始が1時間遅れて始まった。

 立ち上がりからメキシコの攻守に激しいプレー受けてしまい劣勢だったが、わずか2分で一気に2点を奪った。前半36分に右からのサカのクロスをベリンガムが頭で合わせて先制すると、同38分にはケインの折り返しをベリンガムが右足で押し込んで追加点を奪った。

 同42分にメキシコに1点を返されて、前半は2―1で折り返し。後半9分に右サイドバックのDFクアンサーがボールに向かってスライディングした際に相手の足にスパイクの裏が入ってしまいVAR判定で一発退場となった。だが、同15分にMFゴードンがエリア内で倒されてPKを獲得し、これをケインが決めて、エースの3戦連発弾で貴重な追加点を奪った。

 同24分には自陣エリア内でケインがボールをクリアしようとした際に相手を蹴ってしまい、VAR判定の結果、PKに。これをメキシコに決められて再び1点差に迫られた。その後も劣勢となったが、5バックにして逃げ切りを図り、執念で勝利をつかんだ。

 試合後、エースのFWケインは後半アディショナルタイム11分を守り切った劇勝を、ガラガラに枯れた声で「クレイジーゲーム」と振り返った。

 イングランドは自国開催だった1966年以来、60年ぶり優勝に向けて、準々決勝では怪物FWハーランドを擁するノルウェーと激突する。

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