◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント2回戦 ポルトガル0―1スペイン(6日、ダラス競技場)

 6日(日本時間7日)に決勝トーナメント2回戦が行われ、ポルトガル(FIFAランク5位)はスペイン(同2位)に0―1で敗れ、FWのC・ロナウド(41)は自身最後のW杯を終えた。

 「最後」と公言したW杯が終わり、C・ロナウドの目には涙があふれた。

ポルトガルの41歳スターは史上初の6大会連続出場&ゴールを達成して勝ち進んだが、隣国スペイン戦は無得点で16強敗退。試合後は、歩み寄ってきた相手の18歳の「神童」ヤマルと抱擁した。一時代の終わりと世代交代を物語る瞬間だった。うつろな表情で取材対応し「悲しいが、全て出し切った。晴れやかな気持ちでここを去る」と顔を上げた。

 1トップで5戦連続の先発。前半12分にゴール前右から放った右足の強烈シュートはGKの正面。同37分には右クロスの折り返しからゴールに背を向けて右足で巧みに狙い、会場を沸かせた。チーム最多のシュート3本も不発。0―0の終了間際に失点し、無情にも敗戦の笛が響く。様々な感情を抑え込むように唇をかみ、7万人超が集った観客の大声援で、さらに涙が込み上げた。

 5度のバロンドールを受賞し、ポルトガル代表歴代最多の233戦146得点。

世界屈指の快足、跳躍力、ドリブルのキレはもはやない。「終わった選手」などと不要論がささやかれ、本人も全盛期を過ぎたことは理解しつつ「得点できる、という点においては何も変わっていない」。プライドを持ち続けて臨んだ6大会目のW杯だった。

 今大会は5戦3得点。常に比較されてきたアルゼンチンFWメッシ(4戦7得点)に及ばず、またも自身が先に敗退した。W杯で一度も対戦はなく、ライバルが前回手にした優勝トロフィーを最後までつかめず。それでも「W杯で勝とうが負けようが、私がクリスティアーノであることには変わらない」と、試合前に語ったエースの美学を貫いた。

 18歳だった03年の代表デビューから23年。代表引退は「決めることはしない。じっくり考え、家族と話し合う時間が必要だ」とだけ言い残し、W杯を去った。

 ◆C・ロナウドのW杯6大会成績

 ▽06年ドイツ(4位) 6試合1得点

 ▽10年南ア(16強) 4試合1得点

 ▽14年ブラジル(1次リーグ敗退) 3試合1得点

 ▽18年ロシア(16強)4試合4得点

 ▽22年カタール(8強)5試合1得点

 ▽26年北中米(16強) 5試合3得点

 ◆今大会で敗退した主なレジェンド選手

 ▽ブラジルFWネイマール(34) 4大会連続出場。決勝T2回戦・ノルウェー戦でPKを決め、4大会連続得点をマークも1―2で敗戦。

試合後、代表引退を示唆した。

 ▽ドイツGKノイアー(40) 優勝した14年ブラジルW杯など5大会連続出場。決勝T1回戦・パラグアイで敗戦後、2度目の代表引退を表明した

 ▽クロアチアMFモドリッチ(40) 準優勝の18年ロシアW杯など5大会目の出場。決勝T1回戦でポルトガルに1―2で敗戦。代表活動や現役引退は明言しなかったが、近いうちに決断する見通し。

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