◆第57回選手権大会◇長野県支部予選 ▽決勝 上越ボーイズ17-8千曲ボーイズ=5回コールド=(6月28日・長野県営球場)

 長野県支部は、決勝の初回に8点先制された直後に9得点で逆転した上越ボーイズが、先発全員19安打の17―8で5回コールド勝ち。創設9年目で初出場を果たした。

 情熱を彩る赤いユニホームの上越ナインが、ダイヤモンドを駆け巡る。初回8点を失った先発右腕・植木孝介(3年)が「みんな一致団結し、すごかった」と振り返った打者14人の猛攻。9安打を集中させ、この回で既に全員得点。その後も緩まず先発全員19安打の17得点で、創設9年目で初の夏の選手権出場を決めた。

 球場の外で胴上げされた奈須武彦監督(51)も「いつもはバタバタするんですが、皆がつなぐ気持ちで向かってました」と驚く集中打。1回2巡目の打席となった1死一、三塁で勝ち越し右前打を放った3番・関口悠(3年)、取られた点を9番打者で3安打5打点と取り返した植木ら、打線が心一つに立ち向かった。

 植木を引き継ぎ2番手でマウンドに立った扇山駿主将(3年)は3回無失点。「投手をしたくても、レベルになく出来なかった。それを思い出していました」。走り込みや投球レッスンに明け暮れた日々が、礎になった。東日本選抜メンバーの内記都偉(ないき・とい)捕手(3年)は「2投手とも球は走っていた。初回『ヤバイ』って思いましたが、誰も諦めていなかった」。

選手権とG杯代表が今夏の目標。あと一つ。投打とも熱い、上越は止まらない。

《千曲》試合前日に短く刈り込んだ毛髪で臨んだ気合そのまま、初回に5安打と相手ミスに乗じ一挙8点を奪った。が、投手陣が踏ん張れず、春夏連続となる5年ぶり4度目を逃した。「一球の怖さを感じました。勝ちきれず悔しいです」と原翔一朗監督(29)は無念の表情。捕手と投手を交互に守った小林隼大主将(3年)も「(大量得点した)隙につけ込まれました」とがっくり。

 ◇表彰選手

▽最優秀選手賞 扇山駿(上越)

▽優秀選手賞 半田星音(千曲)

▽ホームラン賞 横山晴志郎(新潟西)

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