◆サッカー北中米W杯▽準決勝 イングランド1―2アルゼンチン(15日・アトランタ競技場)

 アルゼンチンが激闘を制し、2大会連続で決勝に駒を進めた。後半アディショナルタイムに途中出場のLa・マルティネス(インテル)が劇的な決勝点を沈め、チームに勝利をもたらした。

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 イングランドは守備的な采配が裏目に出た。1点リード後に守勢になると、トゥヘル監督は守り切りを選択。4バックから5バックへの変更を決断した。

 追加点を奪うのではなく、1―0のままの逃げ切りを狙う采配だったが、これが完全に裏目に出る結果に。DFラインに人数をかけると、メッシがゴールから遠い位置でプレーするようになり、フリーの状態が増えたメッシを止められず。後半40分に追いつかれると、立て直す間もないまま同47分に決勝点を献上した。いずれもアシストはメッシだった。

 トゥヘル監督は「相手がクロスを繰り返してきたから守備を固めた」と弁明。追加点を狙う考えはなかったのかと問われると「ボールを奪えなければ意味がない。私たちは(防戦一方から)抜け出すことができず、攻撃的な選手交代が役に立つとは思えなかった」と狙いを明かした。主将のFWケインも「中盤を少し引き締め、相手のワイドなエリアへのプレッシャーを強めようという判断。5バックにすることで、クロスに対処しやすくなると考えた」と意図を理解してプレーしていた。

 「結果論で『あれは間違いだった』ということは簡単だ。試合後には、何百万人が監督になったつもりで議論に加わる」と強がった指揮官だが、英メディアはこの采配を厳しい論調で断罪。BBCは「逃げ腰だ」、「アルゼンチンに勝利をプレゼントした」、「トゥヘルには説明責任がある」などと批判した。ケインも終盤の戦いが「ここ4、5試合課題だった」と指摘し、「現時点でそれを分析するのは難しいが、改善が必要なのは確か」と話した。

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