◆第108回全国高校野球選手権群馬大会▽準々決勝 前橋商10―1利根商=7回コールド(21日・上毛新聞敷島)

 3年ぶりの夏の甲子園出場を目指す前橋商が利根商を10―1の7回コールドで下し、準決勝進出を果たした。先発・秋元大輝投手(3年)が6回5安打1失点と安定感あるピッチングを披露した。

2回、直球のコースが甘くなって2安打を許し今大会初失点。それでも相手が直球に狙いを定める中で、「変化球に逃げずに直球で勝負できました」と真っ向から挑み、その後はスコアボードに0を刻んだ。

 将来の夢はプロ野球選手と語る秋元には目標とする存在がいる。ドジャース・山本由伸投手だ。「どんな時でも自分のピッチングで投げ続ける姿」に憧れ、自身でも山本のトレーニングを導入し、可動域を広げるなど力を入れている。中学3年時には球速が122キロだったのに対し、現在は山本流トレーニングの効果もあり最速140キロに到達した。

 「(高校3年間で球速を)18キロ上げられました」と笑顔で語るが、この日の投球内容には「70点」とやや辛口評価。「普段通りのピッチングができていましたが、暑さで集中力が切れていたので、次に生かしたいです」。聖地の切符まではあと2勝。エースの自覚が芽生えた右腕が前橋商を甲子園の舞台へ導いていく。

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