◆第108回全国高校野球選手権神奈川大会▽準々決勝 慶応5x―4立花学園=延長10回タイブレーク=(21日・横浜)

 立花学園は昨年に続く4強進出を逃した。

 初回、5番・伏見隼汰外野手(3年)の中堅への適時打で幸先よく先制するも、その直後の守備で同点に追いつかれ、2回には2点の勝ち越しを許した。

しかし昨夏4強の意地がある。6回に1番・菅沼勇希内野手(3年)の中堅への適時打、7回に伏見が右翼への三塁打を放って同点とした。タイブレークの10回には1点を勝ち越したが、2回途中からリリーフしたエース右腕・根本奨大投手(3年)がその裏、2死二、三塁から慶応の4番・大棒に逆転サヨナラの中前打を浴び、力尽きた。

 それでも慶応を上回る14安打を放ち、追い詰めた。志賀正啓監督は「ヒットが出ていたので、もう少し点につながればよかったが、慶応義塾さんが上だったということです」と、大魚を逃して唇をかんだ。

 根本は8回2/3を5安打2失点(自責0)で5奪三振、126球の熱投。大棒に痛打を浴びた最後の場面を「一塁が空いていたので、四球でもいいから厳しく投げようと思ったが、甘く入ってしまった」と悔やみ、涙を流した。

 武器のストレートは慶応相手にも十分に通用した。「今後もストレートは磨き続けていきたい」。卒業後は大学に進学し、プロを目指すという。この日流した涙を無駄にはしない。

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