◆第108回全国高校野球選手権 南北海道大会 決勝 札幌日大5―3駒大苫小牧(21日・エスコンフィールド北海道)

 南北海道では札幌日大が駒大苫小牧を破り、2年ぶり2度目の頂点。森本琢朗監督(45)は、同じく北広島市に“本拠地”を置く日本ハム・新庄剛志監督(54)並みのマネジメント力で頂点に導いた。

 札幌日大が、森本監督の“DM”効果で2度目の甲子園切符をつかんだ。ドラフト候補擁する有力校を次々に退けてきた駒大苫小牧を破っての優勝に「この景色を見るために1年間踏ん張ってきた。最高の気分です」と白い歯がこぼれた。

 決勝の舞台は日本ハムの本拠地エスコンフィールドで、同じ北広島市が所在地である同校のグラウンドは車で10分の距離。いわば“庭”とも言える場所で、新庄監督が采配を振るう一塁側ベンチから戦況を見守った指揮官。グラウンド外では、SNSのダイレクトメッセージで助言を送る新庄監督のように、4年ほど前からLINEでも選手個々と意思疎通を図ってきた。

 技術的な助言だけでなく、モチベーションが上がるような言葉も送る。「ずっとこの子たちのことを考えている。本当に大事なことは直接言うようにしていますけど、試合の映像などを見ているときに言っといた方がいいなと思ったことは送ってます」。決勝前夜は、優勝までのプレーをイメージするように先発メンバーへ伝えたという。

 3回に2点適時打を放った主将の前田和磨捕手(3年)は「駒大苫小牧がちょっとずつ追い上げてくるから、そこをチーム全員でしのぐイメージをしていた」。その通りの展開となり、終盤の相手の猛攻も想定内。

リードを守り切った。

 前回出場の24年は、優勝した京都国際に敗れて初戦敗退。聖地で2度目の采配となる森本監督は「2年前に出来なかった校歌を歌うことを達成したい」。BIG BOSS級のマネジメント力で甲子園初勝利に導く。(島山 知房)

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