大相撲名古屋場所千秋楽(26日・IGアリーナ)

 関脇・熱海富士(伊勢ケ浜)が悲願の初優勝を逃した。3敗の熱海富士は、2敗で単独首位に立っていた関脇・安青錦(安治川)に本割で勝ち、3敗で並んだ。

大関・霧島(音羽山)も3敗を守り、3人による優勝決定ともえ戦へ。決定戦では最初の取組で霧島に勝ったが、安青錦に黒星。その後、霧島に勝った安青錦と対戦したが敗れ、安青錦が連勝して賜杯を手にした。優勝の可能性を残して千秋楽を迎えるのは4度目、優勝決定戦は3度目だったが、静岡出身力士としての初賜杯は、またもお預けとなった。

 今場所は、8日目までに3敗となったものの、9日目から、大の里、豊昇龍の両横綱に完勝するなど快進撃で7連勝。187センチ、197キロの恵まれた体を生かしての前に出ての相撲で、白星を重ねた。土俵際でばたばたすることもなくなった。12勝で大関昇進への起点を作った。三役3場所で33勝が目安だが、先場所は関脇で9勝しており、来場所、12勝以上挙げれば、大関の声がかかる可能性がある。

 ◆熱海富士 朔太郎(あたみふじ・さくたろう)本名・武井朔太郎。2002年9月3日、静岡・熱海市出身。23歳。

小学6年から相撲を始め、飛龍高では1年からレギュラー。20年九州場所、初土俵。22年九州場所で新入幕。1場所で十両陥落となったが、23年秋場所、再入幕。同場所では11勝4敗で優勝決定戦に進み、貴景勝に敗れた。今年春場所に新小結。187センチ、197キロ。

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