Jリーグが7日に開幕する。J2磐田の秋葉忠宏新監督(50)は、秋田との開幕戦(8日・ヤマハ)へ向けて熱血指導中だ。

この度、しずおか報知の取材に応じ、目標に掲げるJ2優勝、J1昇格への思いを熱い言葉で決意を語った。レギュラー争いが激化する中、熱血監督の胸をつかんだギラギラした選手とは―?(取材・構成=伊藤 明日香)

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 ―もうすぐ開幕です。今のチームの手応えは。

 「どんどん伸びてほしいので、今が何%というのは難しいですが、かなりいい状態まできています。苦しく、きついトレーニングは無駄じゃなかった。(清水との)ダービー(45分×4本、5―1)で、なおかつヤマハスタジアムで成果が出たことは、僕だけでなく選手自身も自信になったはず。ファン・サポーターのエネルギーも結果につながった。この道を信じて突き進んでいきたいです」 ―着任してから感じるジュビロ磐田の良さは

 「(磐田の)『DNA』という話をしていますけど、やっぱりフットボールが純粋に好きなんだろうなと。練習が終わった後の自主練習が長い、長い(笑い)。素直に向上したいという気持ちが強い選手が多いですね」

 ―甲府戦では右サイドバックの桑原航太、左サイドの野沢零温やFWイアゴ・テレスらも存在感を示しました。

 「おっしゃるようにサイドの選手も躍動してくれましたが、結局ボランチがかなり点を取りました。守備もセットプレーで1失点はしましたけど、流れの中ではゼロ。

これまでなかなかゼロで抑えられなかった中で、4本を通して1失点。相手のシュートも4、5本くらいしかなかった。ホームでできたことを、今度はアウェーでも続けないといけない。シーズン38試合をいかに波なく戦えるかが一番大事。そこに目を向けながら、勝負強さにもこだわっていきたいです」

 ―新加入のFW太田龍之介は開幕前の対外試合で5戦連続ゴールと結果を残しています。

 「あれだけのサイズ(185センチ)がありながら動ける。ゴールへ向かうポストプレーもできますし、左右ともパンチのあるシュートを持っている。驚きとインパクトを与えてくれた選手の一人です。ただ、ジョアン(ヴィクトル)というすごいインパクトを残した選手もいますから、FW争いはますます楽しみですね」

 ―ほかのアタッカー陣はいかがですか。

 「少しケガで出遅れましたけど佐藤凌我、渡辺りょう、ペイショットもいます。トップ下には川合徳孟や乾貴士もいる。アタッカーの競争はかなり激しいんじゃないですか」

 ―既存選手にも刺激になっています。

 「めちゃくちゃ激しいんじゃないですか。だからこそ(清水戦のように)既存組が点を取るような結果になる。正直、誰を出してもいい状態です。これが本当のハイレベルな競争。誰かが悪いからではなく、さらにいい選手が出てきたということ。何歳だろうが、グラウンドで見せた選手を使います。ギラギラしたプレーで、見ている人がワクワクするような選手が増えてくれたらうれしいですね」

 ―その中でもギラギラを感じる選手は?

 「(2種登録の18歳)のMF奥田悠真ですね。(日本代表の)長友(佑都)になれる要素を持っている。常に『俺を出せ』って直談判してきますから。17、18歳であれだけギラギラしている選手は珍しい。でも、それくらいの気持ちが大事。我々昭和世代の胸をグッとつかむ選手です」

  ◆秋葉 忠宏(あきば・ただひろ)1975年10月13日、千葉市生まれ。

50歳。市船橋高から94年に市原(現J1千葉)入団。96年アトランタ五輪出場。主にMFを務め福岡、C大阪、新潟などに所属し2010年限りで引退。J1通算73試合2得点、J2通算331試合3得点。水戸コーチ、群馬監督、U―21日本代表コーチを経て20年から3年間、水戸の監督を務めた。23年から清水のヘッドコーチ、監督を務め、25年まで指揮を執った。26年に神戸のコーチを経て6月に磐田の監督に就任。

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