落語家の柳亭小痴楽、蝶花楼桃花が7日、東京・池袋演芸場で9月からスタートする「深夜寄席」(毎月第2土曜、後9時)の取材会を行った。

 50年以上前に同所で行われていた二ツ目研さんの場が復活する。

落語協会から2人、落語芸術協会から2人の計4人の二ツ目が登場。金額は1500円。9月5日のスペシャルプレ公演には9月下席から真打ちに昇進する春風亭一花が主任を務める。初回の同12日は落語協会の林家正蔵会長、落語芸術協会の春風亭昇太会長の両協会会長がそろって出演し、大きな話題を呼びそうだ。

 桃花は「両協会の会長が来てくれたらスペシャルじゃないかと思って、トントントンって進んでいった。柔軟に考えて下さるお二人」と感謝。小痴楽も6月末に新会長に就任した正蔵を「俊敏に『こうしようか』『こういうのはどうだろうか』とアイデアをくださった」。昇太についても「昇太師匠は風通しが良く、とにかく意見を言いやすい。下が安心して甘えられる体制をとってくれる」と評価し、「上の顔色をうかがわずに動ける。いい落語界になってきたのは、両師匠の貫禄のおかげ」と語った。

 もともと、小痴楽と桃花が二ツ目だった時代は、新宿末廣亭で毎週、深夜寄席を開催。現在の日本テレビ系演芸番組「笑点」メンバーで、人気落語家・桂宮治らスターを輩出した。

しかし、2020年のコロナ禍で一度休止に。再開にいたったが、月1回の開催に減ってしまった。現状に危機感を抱いた桃花が昨年夏に小痴楽に相談の電話をかけ、プロデュース能力を発揮して約1年で実現にいたった。

 小痴楽は「自分で出番を作るのも大変な作業ですが、芸がワンパターンになって小さくなる。いろんな人の前でやるのは大事。深夜寄席なら大ネタも試せる」と期待を寄せ、桃花も「推しを見つけるにはちょうどいい。1人あたり380円で見られます。将来、大看板になったら、『あいつの若い頃見ていた』って言えます。こんなにコスパのいいものない」とおちゃめにアピールした。

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