女優の寿美花代(すみ・はなよ)さんが8月3日に老衰のため94歳で亡くなったことが6日、発表された。宝塚歌劇団の星組男役トップスター時代に相手役を務めた女優の浜木綿子がこの日、所属事務所を通して「突然の悲報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」などと追悼のコメントを寄せた。

 娘役スターだった浜は「寿美さんとは、若き日に相手役をさせて頂きましたが、男役でもお色気のある不思議な魅力をお持ちでした。『華麗なる千拍子』(1960年)で歌われた『千拍子のワルツ』は早口言葉の様な歌でしたが、あまりにも素晴らしく、誰にも真似は出来ません。泉下でも、歌っておられますよ、きっと」と故人を思った。

 同歌劇団が100周年を迎えた2014年までの交流を述懐。浜を本名・香川阿都子(あつこ)の名で呼んだ寿美さんについて。「テレビ番組では朗らかなキャラクターが広く知られていましたが、実際には意外なほど物静かで、繊細な方でした。宝塚歌劇団100周年の祝典の際、『アッコォ』と声をかけてくださったのが、寿美さんとの最後の思い出となってしまいました」と懐かしんだ。

 最後に「私の胸の中には、寿美さんとの大切な思い出がたくさん詰まっております。心よりご冥福をお祈り申し上げます」としのんだ。

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