◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック&東洋太平洋スーパーウエルター級王座統一戦10回戦 WBOアジアパシフィック王者・豊嶋亮太―東洋太平洋王者・緑川創(8月16日、東京・後楽園ホール)

 「TREASURE BOXING PROMOTION 14」の前日計量が15日、都内で行われた。王座統一戦に臨むWBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王者の豊嶋亮太(30)=帝拳=と東洋太平洋同級王者の緑川創(つくる、39)=EBISU K’s BOX=が、ともに69・5キロでクリアした。

 豊嶋はウエルター級で日本・WBOアジアパシフィック・東洋太平洋の3本のベルトを獲得しており、今回王座統一を果たせば2階級合わせて6本目のベルトを獲得することになる。「やるしかないですよね。何回チャンピオンになっても、それに意味があるわけなので」と話すと、「階級を上げてから試合を重ねるごとにうまく調整できている。今回も最後の調整があまり辛くなくできた。これがベストなんじゃないかと思う」と仕上がりに手応えを口にした。

 計量後は、人気漫画「るろうに剣心」に登場するキャラクター・斎藤一が信条とする「悪・即・斬」がプリントされたTシャツを着て取材に応じた。「今回用意してきたパンチに、似たような攻撃があるので。だいたいパンチの種類が割り出されそうな感じですが…」と苦笑しながらも、斎藤一が得意とする突き技「牙突(がとつ)」を彷彿とさせるストレート系のパンチを準備してきたことを示唆。「16オンスでもいい感じではまっている。いつものファイトもいいが、今回は自分の幅を広げるためにも少しだけ距離も考えてうまくやっていきたい」と意気込んだ。WBC世界同級14位の佐々木尽(25)=八王子中屋=ともスパーリングを重ね「意味はあった。世界挑戦もしている選手とスパーリングをさせてもらって良かった」と収穫を口にした。

 2冠統一戦は、キックボクシング出身同士の対決となる。豊嶋はRISE主催の「RISING ROOKIES CUP」で優勝しているが、対戦相手の緑川は元WKBA世界王者で、RISEでも活躍。キックの実績では緑川が豊嶋を凌駕する。ただ豊嶋は「実は格闘技のキャリアは僕の方が少し長いです。相手は22年やられていて、僕は25年やっている」と冗談交じりに強調。「そこもしっかり生かしていけたら。本当に強い選手というのはどういうものかというのを、この試合で体感してもらえたら」と“経験の差”を見せつけることを誓った。

 「豊嶋のボクシングの完成度の高さというのを、しっかり前面に押し出すスタイルでいきたい。本当に強気に出ていく。相手の顔色ばかり伺って戦っているわけにはいかない。リングでは自分の力を発揮できるようにやっていきます」。スーパーウエルター級でもアジア最強の座を証明する決意を力強く語った。

 戦績は豊嶋が23勝(13KO)3敗、緑川が6戦全勝(4KO)。

 興行はU―NEXTで独占ライブ配信される。

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