◇プロボクシング▽東洋太平洋バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇中山 慧大(TKO5回1分58秒)岡 聖●(19日、後楽園ホール)

 東洋太平洋バンタム級王座決定戦が行われ、同級6位・岡聖(24)=大橋=が新チャンピオンに輝いた。同級6位・岡聖(24)=大橋=を相手に序盤からガードを固めて前に出る作戦が的中。

プレッシャーをかけ続け、5回にボディーブローからの連打でレフェリーストップに持ち込み、快勝した。

 初のタイトル戦でベルトを手にした中山は「プロになって初めて結果が出た。大学の時に一度負けているのでリベンジできてうれしい」と肩にかけたチャンピオンベルトを眺め笑みがこぼれた。東洋大時代に駒大の岡と対戦した時は判定負けした。身長で10センチまさる中山は、リーチをいかしジャブをつきアウトボクシングを仕掛けたが、パワーのある岡の前に屈した。プロでの再戦は真逆の戦いを仕掛けた。顔の前でガードをがっちり固め、ひたすら前へ。相手との距離をつぶし、自慢のパンチ力をフル回転させたボディー、フックを打ち込み見事に雪辱した。

 この日の第2試合。同門の韓が東洋太平洋スーパーフライ級王座を奪取。六島ジムにこの日2人チャンピオンが誕生。韓の勝利を見届けリングにあがった中山は「2人で勝てて本当にうれしい。

負けないでよかった~」とプレッシャーはあったという。この日スタンドには故郷の佐賀から母も応援にかけつけていた。女手ひとつで育て上げてくれたお礼に「ファイトマネーでバイクをプレゼントします」という孝行息子。生まれ故郷の佐賀を愛する中山は凱旋試合も希望。「佐賀と言えば、呼子のイカと佐賀牛、そして中山 慧大と言われるように頑張る」と威勢良く締めくくった。

 戦績は中山が5戦全勝(5KO)、岡は3勝(2KO)1敗。

編集部おすすめ