新日本プロレス「G1クライマックス」で初優勝した大岩陵平が17日、中野区内の事務所で優勝一夜明け会見を行った。

 決勝戦で上村優也と場外戦一切なしのストロングスタイルの激闘を展開。

大岩のヘッドロックと上村の左腕へのリストロックが真っ向からぶつかる白熱の攻防は、35分10秒、ビッグロックで大岩が勝利し、初優勝を飾った。

 新たな歴史の扉を開く名勝負で「令和の夏男」となった大岩は会見で「昨日の決勝戦で僕と上村優也の試合。僕と上村優也にしかできないあのスタイルで、あの両国を、あの歓声を連れてこられたっていうのは自分の自信にもなったし、自分の今までやってきたもの、理想のプロレスは間違っていなかったなって改めて思いました」と胸を張った。

 試合後、SNSでは決勝戦の試合内容を絶賛する投稿が相次いでいる。記者から「レスリングの潮流を変えるぐらいのインパクトをファンに与えたような感じを考えますか?」と聞かれ、「僕たちのスタイルがみんなできるわけじゃないと思うんで、ある程度テクニックがないとできないと思うし、だからやろうと思ってもできないと思うんですけど。でもプロレスってみんなそれぞれバラバラだから面白いですよ。僕の嫌いなYuto‐Iceは殴る蹴るだけっていうヤツもいるし、ボルチンみたいなモンスターもいるし、自分と上村さんみたいなレスリングで闘う選手もいるし、みんながいるから僕たちもそれも個性になる。みんな一緒だったら面白くないんで、だからプロレスラーはみんなそれぞれ自分の戦い方で戦えばいいと思うんですけど、でも自分が言いたいのは『G1』ファイナルでこの戦い方で勝ったんで、自信はもうあります」と明かした。

 昨年から今年のタッグ戦線を軸に罵倒され続けているYuto―Iceを改めて「嫌い」と強調。一方でYuto‐Iceは魂のマイクパフォーマンスでファンに絶大な支持を受けている。会見でYuto―Iceとの「今後の関係性」を問われ「関係性? 嫌いなものは嫌いなんで、リング上では実際去年のタッグリーグで『モブ』って言われて、それで火ついた自分もいるんで一概には言えないですけど、僕はあのやり方は嫌いですね。下品だと思います」と切り捨てていた。

 ◆大岩陵平(おおいわ・りょうへい)1998年11月7日、愛知・江南市生まれ。中学3年からレスリングを始め、2018年JOCジュニアオリンピックカップフリースタイル86キロ3位入賞。20年12月に行なわれた新日本プロレスの新弟子テストに合格。法政大学を卒業後のし21年4月に入門。21年8月24日、後楽園ホールでの藤田晃生戦でデビュー。22年4月18日、名古屋国際会議場イベントホールで藤田を下しプロ初勝利。23年9月からプロレスリング・ノアへ国内武者修業。24年9月29日の神戸ワールド記念ホール大会から新日本プロレスへ凱旋する。得意技・THE GRIP、サイドスープレックス。身長180センチ、体重110キロ。

編集部おすすめ