箱根駅伝で16年ぶりの優勝を目指す早大は18日、夏合宿を行っている新潟・妙高高原で練習を公開した。日本百名山のひとつの妙高山を臨む起伏があるコースで約10キロを、文字通り「朝飯前」に軽快に走った。

U20世界陸上(5~9日、米国オレゴン)の男子5000メートルを体調不良のため欠場した増子陽太(1年)も、マラソン15戦10勝のレジェンドでOB会長の瀬古利彦さん(70)らが見守る中、元気に走った。

 この日の朝練習は午前6時前に開始。起床は午前5時半頃。チームをまとめる高尾啓太朗主務(4年)は「鈴木琉胤(るい、2年)や増子は9時頃に寝ています」と明かす。「学研教育総研2025年調査」では、小学生1年生の平均就寝時刻は午後9時17分。早大ランナーは、小学生1年生よりも早く寝る規則正しい生活で、走り込む日々を過ごしている。

 今季の早大は戦力が充実。今年1月の箱根駅伝で1区7位の吉倉ナヤブ直希(3年)、3区8位で今季急成長の山口竣平(3年)、4区区間賞の鈴木、5区3位の工藤慎作(4年)、6区6位の山崎一吹(4年)、9区2位の小平敦之主将(4年)ら好選手がそろう。

 そして、昨年12月の全国高校駅伝1区(10キロ)で区間賞の増子(福島・学法石川)、同2位の新妻遼己(はるき、兵庫・西脇工)、同3位の本田桜二郎(鳥取城北)が今春、そろって入学した。

 上級生は実績と安定感があり、ルーキーの「令和の早大三羽がらす」は未知数の潜在能力を秘める。学生駅伝3冠を果たした2010年度以来、16年ぶりのタイトル獲得のチャンスは十分にある。

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