◆第24回ジャンロマネ賞・G1(8月23日、ドーヴィル競馬場・芝2000メートル、重)

 昨年から3歳馬にも開放された牝馬限定G1が、10頭立てで行われた。ライアン・ムーア騎手が騎乗した単勝1・4倍で断然1番人気のダイヤモンドネックレス(牝3歳、愛国・エイダン・オブライエン厩舎・父セントマークスバシリカ)は、デビュー6連勝でストップ。

昨秋のマルセルブーサック賞、今年の牝馬2冠のプール・デッセ・デ・プーリッシ(仏1000ギニー)、ディアヌ賞(フランスオークス)、前走のナッソーSに続く、5連続のG1勝利とはならなかった。

 レースではダイヤモンドネックレスは前めのポジションから進め、最後の直線で外から脚を伸ばそうとしたが、先に先頭に立ったアヴァンチュールをとらえることができず。2馬身差をつけられ、初黒星を喫する結果となった。フランスギャロのホームページで、ダイヤモンドネックレスを管理するAオブライエン調教師は「よく走りましたが、今日の勝ち馬の方が強かったですね。レース前は彼女の状態にとても満足していましたし、馬場状態も心配ありませんでした。これから彼女を厩舎に連れて帰り、レース後の状態を様子見します。今秋には2400メートルのレースに挑戦させるかもしれません」と今後について言及していた。

 24年の凱旋門賞で2着のアヴァンチュール(牝5歳、仏国・クリストフ・フェルラン厩舎、父シーザスターズ)が、昨年のヴェルメイユ賞以来、2度目のG1制覇となった。マキシム・ギュイヨン騎手とのコンビで単勝8・8倍の3番人気。先行して最後まで力強く足を伸ばし、後続を寄せつけなかった。勝ちタイムは2分9秒06。

 なお、フランスギャロのホームページで、アヴァンチュールを管理するフェルラン調教師は今後について「彼女は凱旋門賞に登録されていますが、それが計画ではありません。

代わりにオペラ賞、そしてブリーダーズカップに出走し、香港でシーズンを終える可能性もありますが、まだ何も決定していません」にとどめた。7番人気で単勝68倍のタイムフォーショーケーシング(ジャック・ミッチェル騎手)が3着に続いた。

 レースを終えて欧州の大手ブックメーカーのウィリアムヒルは、今年の凱旋門賞・仏G1(10月4日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)のオッズを更新した。1番人気は昨年Vのダリズで4・5倍。ダイヤモンドネックレスは今回のレース前は9倍で2番人気だったが、15倍で6番人気タイに評価が急落する形となった。

 パリ大賞でG1初制覇のモルティーズクロスと、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSでカランダガンを撃破したカルパナが、9倍で2番人気タイ。19日の英インターナショナルSでG1初制覇のアイテムと、英オークスを制したサンダリングオンが13倍で4番人気タイ。ジャンロマネ賞を制したアヴァンチュールは17倍で8番人気タイ。日本馬では出走を表明しているアドマイヤテラと、武豊騎手とコンビのメイショウタバルが、26倍で11番人気タイとなっている。

 ジャンロマネ賞は総賞金が40万ユーロ(約7366万円=2026年フランスギャロのレートから計算)で、1着賞金が22万8560ユーロ(約4209万円)。2005年には武豊騎手がフランス調教馬のウォートルベリーに騎乗して3着。その年の1着馬のプライドには、JRA移籍前のクリストフ・ルメール騎手が騎乗していた。

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