◆プロボクシング ▽WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位・松本流星―同級3位ラッセル・アコスタ ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級1位・那須川天心 ▽IBF世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位・西田凌佑―同級2位サム・グッドマン ▽WBC世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・坪井智也―同級2位リカルド・マラジカ(9月27日、トヨタアリーナ東京)

 前WBA世界ミニマム級王者でWBO同級1位の松本流星(28)=帝拳=が28日、東京・新宿区の帝拳ジムで会見し、9月27日にWBO同級暫定王座決定戦に臨むことを発表した。WBO同級3位のラッセル・アコスタ(27)=メキシコ=と対戦する。

会見後には、シャドーボクシング1ラウンドとミット打ち2ラウンドも行った。

 同級では9月2日にWBA王座決定戦(横浜BUNTAI)が行われ、同級2位・石井武志(大橋)と同級3位ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)が激突する。6月にWBA王座を返上した松本は「石井選手には(スパーリングの)パートナーとして来てもらっていたので、頑張ってもらいたい」と世界初挑戦の石井にエール。一方で、自身と石井が王座を獲得した場合の統一戦の可能性については「向こうも取って、自分も取ったばかりだと、それってチャンピオン同士って言えるのかな。取ってすぐ統一戦をするというより、チャンピオンとしての価値をつけてからの方が面白い」と互いに王者としての実績を積むことを優先する考えを明かした。

 松本は昨年9月、WBA同級王座決定戦で高田勇仁(ゆに、ライオンズ)を5回負傷判定で下しデビュー7戦目で世界王座を獲得。今年3月に高田とのダイレクトリマッチで3―0判定勝ちし、初防衛に成功した。しかしWBAにはオスカー・コラーゾ(プエルトリコ)がスーパー王者として君臨。セカンダリー(2番手)王者の松本が他団体王者との統一戦を行うことはできない状況だったため、6月に王座を返上した。当初はWBC同級王者シヤコルワ・クセ(23)=南アフリカ=への挑戦を目指していたが交渉がまとまらず、WBO暫定王座決定戦に臨むこととなった。

 現WBAスーパー&WBO同級王者コラーゾは10月10日(日本時間11日)、米シカゴでWBA&WBC世界フライ級統一王者リカルド・サンドバル(米国)に挑戦することが決定。WBOは、コラーゾvsサンドバルの試合開始と同時にWBO王座が空位となり、松本vsアコスタの勝者が「正規王者」に自動的に昇格することを発表した。

 松本は「正規(王者)になるのは目に見えてはいるので、前回(WBA王座挑戦時)と気持ちの入りようが全然違います」とモチベーションの違いを強調。WBA王座返上から試合決定まで二転三転あったが「(本田明彦)会長を信じて『大丈夫』と思っていたが、本決まりするまでは、練習がきつい時に『まだ決まってないしな』という思いが一瞬よぎることはあった。夜に寝つけないこともあった。でも会見の日が決まってからは、ぐっすり寝られるようになりました。今は良い睡眠が取れています」と笑顔。「まずは勝たないと何も進まない。しっかり勝って、自分がずっとなりたかった(正規)チャンピオンになれる。そこからまた道が開ける」と必勝を誓った。

 戦績は松本が8戦全勝(4KO)、アコスタは17戦全勝(6KO)。

 ◆松本 流星(まつもと・りゅうせい)1998年5月14日、兵庫・高砂市生まれ。28歳。4歳からボクシングを始め、日出高(現・目黒日大高)から日大に進学。

卒業後の22年に全日本選手権優勝。アマ戦績は77勝15敗。23年2月にプロデビューし、24年9月に日本ミニマム級王座獲得(1度防衛)。25年9月にWBA世界同級王座を獲得し、26年6月に返上。身長160センチの左ボクサーファイター。

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