◆プロボクシング ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 石井武志―ウィルフレド・メンデス▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 吉良大弥―カルロス・カニサレス(9月2日、横浜BUNTAI)

 ダブル世界戦の前日計量が1日、横浜市のホテルで行われ、WBA世界ミニマム級王座決定戦で世界初挑戦するWBA世界同級2位・石井武志(26)=大橋=はリミットより100グラム軽い47・5キロで一発クリアした。対戦相手の同級3位ウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=は47・3だった。

 元WBO世界同級王者メンデスにひるむことなく約12秒間のフェースオフで闘志をぶつけ合った石井は「コンディションは本当にメチャクチャ良い。(相手と)向き合っても特に感じなかった。昨日の会見見ても、慣れているのかなと…。まあ、(体は)細いなと思った。そこを攻める? もちろんです」と力を込めた。前日、大橋秀行会長が「1ラウンドから勝負を」と話していたことを向けられると「(トレーナーで元世界3階級制覇王者の)八重樫(東)サンからも『ここから先があっという間だから』と言われた。1ラウンド目で、ここで僕がびびるか、強い自分が出るか明日にならないとわからないけど、ファーストコンタクトが大事だと思う」と話した。

 8月31日の公式記者会見で「やれることは全部やってきたので、何の不安もなく、やってきたことを出すだけ。9月2日は熱い戦いをしましょう。そして僕が勝ちます」などと話していた石井。1年前から苦手だったフィジカルトレーニングにも力を入れてきた。「本当に嫌いなフィジカルから逃げてきたけど、そこをやったらどう変わるか。

この試合にかける思いが体に出ている」と自信を見せた。対戦相手のメンデスは元WBO世界同級王者で、これまで世界戦では日本人選手とは2選手と対戦し、21年12月、谷口将隆(ワタナベ)に11回TKO負けし、23年4月には重岡優大(ワタナベ、引退)とWBC世界同級王座決定戦を戦い7回KO負けを喫している。

 元プロキックボクサーの石井は、福岡・うきは市出身。地元の道場で空手5年、キックボクシングは3年間、励んだ。キックでのプロ戦績は4勝3KO。「K―1に出たかった」ものの、階級が合わずに断念し、ボクシングを始めるために上京。元K―1王者で元WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・武居由樹(大橋)が所属していたパワー・オブ・ドリームとのつながりで紹介してもらった大橋ジムの門をたたいた。

 勝てば、川嶋勝重、八重樫東、井上尚弥、井上拓真、武居由樹に次いで大橋ジムからは6人目の世界王者誕生となる。「素晴らしいチャンピオンしかいない。ジムで6人目のチャンピオンになれることを誇りに思う。必ずチャンピオンになりたいと思う」と闘志を見せていた。

 戦績は石井が11勝(8KO)1敗、メンデスが20勝(6KO)3敗2分け。

 試合は映像配信サービス「Leminoプレミアム」で独占生配信される。

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