◆第80回セントライト記念・G2(9月13日、中山競馬場・芝2200メートル=3着までに菊花賞の優先出走権)

 ラージアンサンブル(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父ベンバトル)は、皐月賞8着後に右前第一指骨の剥離(はくり)骨折が判明。約5か月ぶりの実戦となるが、武井調教師は「骨折は全然大したことなくて、ダービーも出ようと思えば出られたくらい。

菊花賞に影響したくなかったので、秋に向けてきれいにしておこうと思った」と全く問題ないことをアピールする。

 休み明けで「春の方が前に前にという感じがあったので、そういうところに休み明け感はある」と完調にはひと息だが、「これで走れば確実に春より上にいく。馬としてのスケールは成長を感じる」と休養効果でパワーアップもしたようだ。「いいステップにして、100%で菊花賞に出られるようにしたい」と言葉に力を込めた。

【菊花賞路線の有力馬動向】

 菊花賞で断然の中心となる2冠馬ロブチェンは、トライアルに神戸新聞杯(9月21日、阪神)を選択した。同レースには京都新聞杯覇者のコンジェスタス、京成杯勝ち馬グリーンエナジーも参戦。前走の2勝クラスで初の2000メートル戦を圧勝したゴーラッキーも注目の存在だ。

 皐月賞2着馬リアライズシリウスは中距離路線へ、日本ダービー2着のパントルナイーフが故障で戦線離脱となり、春の実績馬では同3着のバステール、4着のゴーイントゥスカイが有力視される。2頭ともセントライト記念に出走予定。ここに、ラジオNIKKEI賞のパフォーマンスが圧巻だったサノノグレーターも参戦。結果次第で強力なライバルになるだろう。

 夏の上がり馬で面白いのはダノンヒストリーだ。

函館の1勝クラス、阿寒湖特別と、2600メートルで圧勝を飾り、高い長距離適性を示した。菊花賞への出走は未定だが、素質は上位馬に引けをとらない。

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