◆テニス ▽全米オープン第10日(8日、米国・ニューヨーク)

 【ニューヨーク8日=吉松忠弘】車いすテニスが開幕し、男子ダブルス1回戦で、小田凱人(東海理化)がグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と組んで、オランダとスペイン選手のペア相手に、1ゲームしか失わず。6-0、6-1の54分で完勝だ。

 どんなに完勝でも、決して手は抜かない。感触を確かめるためにも、全力プレーだ。「いいスタートが切れた。しっかり動けて打てて、本当、満点に近いスタートだった」。翌9日に行われる予定のシングルスに向けて、最高のスタートを切った。

 過去、1回戦だと、タイミングが合わずに、競ることも多かった。特に、今年は、一般(健常)の選手とシングルスでの練習をしてきたため、車いすテニスのダブルスだと球が遅く感じた。しかし、「ちゃんとマッチしている感じがあった」と、タイミングも問題はない。

 前日、車いすテニス創設50周年記念の祝賀に訪れていた国枝慎吾さんが、「(小田は)頭二つ、三つ抜けている。凱人を倒すのは難しい」と絶賛した。その言葉を聞くと、小田は「難しいと思いますよ、今の僕を倒すのは。それぐらいの気持ちでやっている」と、胸を張った。

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