2008年の菊花賞を制したオウケンブルースリが9月9日、天国に旅立った。21歳だった。

同馬をけい養していたうらかわ優駿ビレッジAERUがXで発表した。

 現役時代に管理した元調教師の音無秀孝さんは「クラシックのタイトルも取ってくれたし、本当に思い出に残っている馬ですね」と口にした。3歳4月のデビュー、同6月の初勝利と遅咲きながら、500万、1000万特別を連勝すると、神戸新聞杯3着後、菊花賞で栄冠をつかんだ。「脚元が弱くて、春には全然間に合わなかったのに、上がり馬というのかな、一気に菊花賞まで勝ってくれた」と懐かしむ。

 古馬になってからはウオッカと鼻差2着だった2009年ジャパンCなど好戦は続けたが、ビッグタイトルはなし。しかし、7歳暮れの有馬記念まで長く一線級で走り続けた。「悔しい思いもあったし、やっぱり忘れられない馬ですよ」とかつての愛馬に感謝する。

 福井明オーナーとセレクトの当歳セールで選んだ馬だったことも思い入れを深くする。「オーナーがジャングルポケットの産駒がほしいということで、そのセリには4、5頭いたんですよね。最初に競り負けた後、落札した馬で、最初はそこまでいい馬という感じはしなかったんですけどね。よく成長してくれたと思います」と振り返っていた。

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