◆第80回セントライト記念・G2(9月13日、中山競馬場・芝2200メートル=3着まで菊花賞の優先出走権)追い切り=9月10日、美浦トレセン

 菊の勝ち方を知る名手の金言で、ここから始動する。ゴーイントゥスカイ(牡3歳、美浦・上原佑紀厩舎、父コントレイル)は、美浦・Wコースでマッドゲイル(3歳2勝クラス)、ジャロロッソ(2歳新馬)を最後方から追走。

スムーズなコーナリングで直線を迎えると楽な手応えで並びかけ、鼻面が合ったまま6ハロン82秒9―12秒5でフィニッシュした。上原佑調教師は「先週しっかりやって、状態が上がってきた感触を得られていました。今週は菊花賞を見据えて、息を整えるのとコーナリング、手前変換の確認作業。リラックスしていましたし、良かったと思います」と好感触を伝える。

 左回りの東京では青葉賞Vを含む3戦2勝と結果を残している一方、右回りでは京都2歳S3着、きさらぎ賞6着。不発に終わっているが、指揮官は「右回りは脚を余すような感じの競馬が続いていたので、一概に駄目とは言えない」と冷静に分析。「乗っている感触として少し右前の方が強さが目立っていた感じはありましたが、そのあたりも解消されています」と中間は右回りで乗り込むなど対策を施してきた。

 不器用さに加えて体も未完成な状態だった日本ダービーでもメンバー最速32秒8の末脚で世代頂点に迫る4着。「コンマ1秒でダービー馬になれたと思うと、世代屈指のものがあると改めて感じられましたね」と陣営にとっても将来が楽しみになる内容だった。

 当初は新潟記念のプランもあったが、武豊騎手とのコンビで右回りは未経験。前哨戦は中山を選択した。「ジョッキーも『菊花賞はすごくチャンスがあると思うから、そこにつながるレースをするのであれば』と。

僕もそう思いました」。菊花賞歴代単独最多6勝目を目指すレジェンドとともに、重要なステップにする。

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