日本相撲協会は11日、大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を両国国技館で開き、2日目までの取組を決めた。会議後に審判部の浅香山部長(元大関・魁皇)が取材に応じ、今場所で注目される横綱昇進を狙う大関・霧島(音羽山)、大関昇進に挑む関脇・熱海富士(伊勢ケ浜)に言及した。

 霧島は先場所で12勝3敗。三つどもえの決定戦に敗れて優勝にはあと一歩届かなかったが、2場所連続の優勝同点で、綱取りが継続となった。浅香山審判部長は昇進に求める条件について「優勝? そこは絶対にあると思うし、とにかくみんなを引っ張っていけるような相撲を取ってくれれば、いろんな話は出ると思いますけど。ただ優勝するのではなく。結果もそうだし、内容もそうだし、全てを見た上で考えないといけない。審判のみんなで見ながらやっていこうかなと思う」との見解を示した。

 熱海富士は先場所で三つどもえの決定戦の末に初優勝を逃したが、12勝を挙げた。直近2場所で計21勝。大関昇進目安は「三役で3場所33勝」で、今場所で12勝なら到達する。浅香山審判部長は大関取りの可能性について「場所が始まればみんなで話し合いながら決めていくけど、今はどうこう言えない。期待はしてもいいのではないか。あの体を生かせば、先場所もそうだし、ここ数場所力を付けているので可能性はなくはないと思う」と語った。

 横綱、大関同時昇進が実現すれば、1993年初場所後の曙、貴ノ花(後の横綱・貴乃花)以来で33年ぶりとなる。浅香山審判部長は「なればなったで、盛り上がっていいのではないか。でも、そう甘くはないと思うので、きっちり気を引き締めてやってもらえればいいんじゃないですか」との見方を示した。

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