俳優の工藤阿須加が13日、都内で行われた映画「ファーストボイス」(前田哲監督、10月2日公開)の完成披露試写会に主演の綾瀬はるからと登場した。

 バブル絶頂期の1989年が舞台。

日本初のハラスメント裁判に挑んだ弁護士・朝日道子(綾瀬)と上司から理不尽な嫌がらせを受けて職場を離れることになった上原恵(ファーストサマーウイカ)たちの勇気ある行動を描く。工藤は、恵が勤めていた出版社の広告クライアントの小松貴教役を演じた。

 被告側の証人として登場するが、法廷のシーンを振り返り「あの…怖かったですね。お芝居ではあるんですけど、自分の心臓を刺されているような。撮影が終わって帰る時も、運転しながら『なんかちょっと疲れたな』みたいな」と告白。「でも、すごくリアルで、女性を怒らせてはいけないなと心から思った」と漏らした。

 作品のテーマにちなみ、未来のために打ち破りたい壁を聞かれると「断捨離(だんしゃり)できない壁」と回答。「自分が買った物は捨てられるんですけど、もらったものが捨てられなくて。消耗品で使い切った瓶とか、捨てればいいのに『笑顔でくれたな~』『元気にしてるかな』って思い返して捨てられないです。最終的にそこに花を添えて、ものがたまっていく。なんとかしないと…」と苦悩を明かしていた。

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