バレーボール▽男子アジア選手権最終日 決勝 日本3―0イラン(13日、北九州市立総合体育館)

 日本がイランを3-0のストレートで下して優勝し、2028年ロサンゼルス五輪出場権を獲得した。3大会連続決勝での顔合わせとなったイランをホームで退け、2大会連続で最多11度目となるアジア王者に輝いた。

勝利が決まると、石川祐希、高橋藍ら日本代表メンバーが満員の観客とともに歓喜に沸いた。最後は主将・石川祐希の渾身のスパイクがブロックアウトとなり勝利した。

 今大会のベストセッターにも選出された最年長36歳、深津英臣が、2019年以来、7年ぶりの日本代表でキラリと輝きを放った。

  バレー界では有名な「深津3兄弟」の三男だ。「コートの知将」「マエストロ」と称され、コート内で選手の動きを素早く的確に把握して持ち味を引き出すトスワークが持ち味で、イランと競った決勝でも大きな存在感を示した。この試合チーム2位17得点を挙げた高橋藍は「オミさん(深津)が弱音を吐く姿を見たことがなかった。それだけ我慢して、代表を支えてくれている」と感謝を口にした。

 深津は、試合中に絶叫しすぎてガラガラになった声を絞り出すように「うれしいですし、ホッとしているし、いろんな感情がある」とかみしめた。

 2016年リオ五輪は最終予選で敗退。2017年は主将として日本代表を託されたが、2018年以降は代表から遠ざかった。当時は「代表をみるのも嫌だった」という。五輪予選について聞かれると「10年前のことはここでボクがいまここで出すのは自分のエゴになる。

このメンバーで勝ちたいというのがすごく強かったので、結果が出たのはすごい良かった」と語った。

 イラン戦では石川のレフト攻撃がブロックされた。それでも勝負のかかった第3セットのマッチポイントは石川にトスを挙げた。「祐希にはきょうずっと迷惑をかけた。彼が引っ張ってきたからこそ、このチームがあったので、思い切って彼を信じてトスをあげることが出来た」と信じた。

 自身初の五輪へ、36歳は「まず1日1日、1年1年を大切にして必ず最高のメダルを取りに行きたい」と意気込んだ。

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