バレーボール ▽男子アジア選手権第9日 準々決勝 日本3―0韓国(12日、北九州市立総合体育館)

 日本が韓国を3-0で下し、優勝チームが得る2028年ロサンゼルス五輪出場権に王手をかけた。今大会での3大会連続11度目の最短切符取りへ、13日はイランと3大会連続で決勝で激突する。

チーム最多15得点を挙げた主将の石川祐希は「明日が本当の勝負。もっとタフなゲームになるし、もっともっと熱さを出して戦わないといけない。非常に厳しい戦いになると思うが、必ず勝ちます。明日は必ず、ロス五輪の出場権を獲得します」と力強く宣言した。

 序盤は韓国ペースとなった第3セット。0-3とリードされ、韓国が息を吹き返しそうなムードとなる中、高橋藍が今大会19本目のサービスエースで勢いをつける。3-6の場面では石川祐希が2連続得点で盛り返し、6-6と並ぶと、小野寺太志のサービスエースで逆転。韓国に主導権を握らせず、25―14で第3セットも制しストレートで勝利した。

 第1セットは準々決勝インド戦からガラリと上り調子となった主将の石川祐希が大暴れ。序盤は競り合う中、石川の随所で流れを変えるプレーが光った。9-6の場面、ラリーからリベロ山本が左腕1本で拾ったボールにバックアタックでズドン。7連続得点と勢いづかせた。

チームの21点目を決めたサーブはネットに当たりながらもサイドラインぎりぎりに入る技ありプレー。解説陣が「ギリギリ!すごい!」「石川の0・5ミリ!」と興奮するほどだった。

 第1セットを25ー13で先取した日本は、第2セットも韓国の巻き返しを一切許さず、25ー11で奪った。

 第2セット序盤はいきなり6-0で“韓封”。8-1の場面では高橋藍のサービスエースがさく裂した。韓国が一歩も動けず見送る、時速119キロのサーブで韓国コートを切り裂いた。22-10の場面ではスパイクと見せかけてトスを上げてフェイントをかけるフェイクセットが飛び出す。トスを受けた西田有志がライトから打ち込んで得点に決めた。

 スタメンは、石川、高橋藍、西田、小野寺、深津英臣、3戦連続でエバデダン・ラリー、リベロは山本智大が名を連ねた。先発6人の平均身長は、韓国が194・5センチ、日本は190・6センチとなった。

 最終日は3大会連続でイランとの決勝。勝てば天国、負けると地獄。

2位で終わると、27年9月の五輪予選を兼ねるW杯で出直しを余儀なくされる。

 五輪は男女各全12チームが出場。内訳は開催国の米国、2026年の大陸選手権(男女各5枠)、27年W杯(男女各3枠)、28年6月のFIVB世界ランキング(男女各3枠)で決まる。

 W杯では有資格チームを除いた上位3チームに五輪出場権が付与され、惨敗すると、最後に残された道は、3枠しかない28年の世界ランキングでの上位入り。3枠はネーションズリーグ(28年5月22日~6月25日)の1次リーグ終了時に決まり、ロス五輪の開幕(28年7月15日)直前まで長く険しい戦いが待ち受ける。

★日本の勝ち上がり

▽1次リーグ

◆4日=3-1オマーン

◆6日=3 -0バーレーン

◆8日=3-0オーストラリア

※全体1位で突破

▽決勝トーナメント

◆11日=準々決勝 3ー0インド

◆12日=準決勝  3ー0韓国

◆13日=決勝戦 イラン戦

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