1979年に公開され、多くの映画賞に輝いた沢田研二(78)の主演映画「太陽を盗んだ男」(長谷川和彦監督)が、47年の時を経て4Kデジタルリマスター化され、10月16日から全国公開されることが21日、分かった。

 沢田が原子力発電所からプルトニウムを奪い、原子爆弾を自作する中学校の理科教師、それを追う刑事を菅原文太さん(享年81)が演じた挑戦的な物語。

国会議事堂に潜入したり、公道でのカーチェイスなど現代では不可能と思われるゲリラ的な撮影を行い「二度と作れない伝説的傑作」と称される。

 芸能事務所「トライストーン・エンターテインメント」の会長で本作の製作を指揮した山本又一朗氏(78)は4Kデジタルリマスター化について「“懐かしさ”で片付けてほしくない」と力を込める。さらに「なぜ今やるのか、この映画が放つ反骨とユーモア、狂暴なまでの熱量を、もう一度世に問う時代が来たから。なぜ伝説なのか、危うさの手前で成立する奇跡、二度と同じ条件では作れない映画だから」と説明した。

 1月に死去した長谷川監督の長編2作目にして最後の監督作。変更や追加を行わず、令和の最新技術によって昭和の強烈なエネルギーがよみがえる。

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