◆プロボクシング ▽日本バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・栗原慶太―同級1位・富施郁哉(10月3日、東京・後楽園ホール)

 日本バンタム級タイトルマッチの前日計量が2日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、初防衛に挑む王者・栗原慶太(33)=KODLAB=が53・5キロ、挑戦者の同級1位・富施郁哉(28)=ワタナベ=が53・4キロでクリアした。

 元東洋太平洋同級王者の栗原は6月、梅津奨利(三谷大和)を6回TKOで下して日本王座を獲得した。

当初は初防衛後に世界挑戦を見据え、王座を返上する構想もあった。だが、WBAランキングから外れたことで、状況は変わった。「もともとは、このまま世界へ、と話していたが、何もなくなってしまう状態になるのであれば、勝った後にまた考えたい」

 9月にWBOアジアパシフィック同級王者となった7戦全勝(6KO)のホープ・伊藤千飛(21)=真正=が、栗原との対戦に「やってみたい」と意欲を示した。栗原も「あれだけ強い選手に(対戦したいと)言われたのは嬉しかった」と前向きだ。ただ、目の前に見据えるのは初防衛戦。「KOで勝てるように準備はしてきたが、何が何でも勝つというところが第一。勝てれば何でもいい」と力を込めた。

 2月に一力ジムから元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(46)が会長を務める「KOD LAB」ジムに移籍。今回が移籍2戦目となる。「スパーリングでの気づきがある。何か違和感があったら、その正体を内山さんが言語化して教えてくれるので、すごく成長が早くなる。内山さんの言葉はデカイです」と成長を実感しているという。

 一方、元日本同級王者の富施は「気持ちが上がっている。減量もうまくいった」と手応えを口にした。

 2月に当時の王者・梅津奨利(三谷大和)に挑むも1―1の引き分けに終わった。24年7月に現WBA同級王者・増田陸(帝拳)に4回KO負けを喫して失った王座奪還に挑む。

 WBC世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)のスパーリングパートナーを務め、約40ラウンド拳を交えた。「強かった。なかなかパンチが当たらなかった。『当たらないから、バンテージを巻かなくてもいいんじゃね』と思いながらやってました」と冗談交じりで振り返りつつ、「すごくいい経験、勉強になった」と収穫を述べた。

 梅津戦後は「もうやめよう」と引退も考えたというが、再び頂へ向かう。「日本王座をもう1回取りに行くということは、さらに上を目指したいということ。自分も上、世界を目指せるように、ここは勝ちたいですね」と目を輝かせた。

 戦績は栗原が21勝(18KO)9敗1分け、富施が7勝(4KO)4敗1分け。

 興行はU―NEXTでライブ配信される。

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