◆愛知・名古屋アジア大会 ▽サッカー男子決勝 日本―韓国(3日・豊田スタジアム)

 U―21(21歳以下)日本代表は、4大会ぶり2度目の優勝をかけて決勝でU―23韓国代表と対戦する。運命の日韓戦は、19時30分にキックオフとなる。

 アジア大会のサッカー男子は五輪と同様、23歳以下の年齢制限が設けられている。日本は2年後の2028年ロサンゼルス五輪を見据えて、2年後に23歳を迎える21歳以下の選手を招集。若いメンバー編成で臨んだ。その中でも、ドイツ・フランクフルトで開幕から4戦連続でフル出場を続けているDF小杉啓太ら、海外組も4人選出。既にA代表に名を連ねているFW後藤啓介、FW塩貝健人らは参加できなかったが、五輪世代の主力を多くそろえた。

 1次リーグは3連勝で首位突破。準々決勝では北朝鮮に1―0、準決勝ではウズベキスタンにPK戦に及んだ死闘を制し、決勝まで進んだ。決勝トーナメント以降は苦戦しているが、最終的には粘り強く勝利をつかんでいる。前日会見で、大岩剛監督は「チャレンジャーの気持ちでずっとこの大会をやってきた。その気持ちを決勝戦まで全員で持ちながら、最後までやり切りたい」と意気込んでいた。

 日本が五輪世代で挑む一方で、韓国はメンバーのほとんどが今年で23歳を迎える選手だ。韓国はアジア大会で金メダルを取ると兵役免除になるため、選手の参加意欲が高く、大会にかけるモチベーションも非常に高い。

過去には18年大会でFW孫興民(ソン・フンミン)、前回の23年大会でFW李康仁(イ・ガンイン)ら、大会の時点で既に欧州で活躍している選手が出場。豪華な陣容を用意できるからこそ、アジア大会では無類の強さを誇っており、前回大会まで3連覇を果たしている。日本も2大会連続で決勝で敗れている。

 今大会もオーバーエージ(OA)を3枠フルで活用。OAで選出されたMF李期奕(イ・ギヒョク)=江原=、厳志成(オム・ジソン)=スウォンジー=、楊賢俊(ヤン・ヒョンジュン)=セルティック=は、いずれも北中米W杯の代表にも選出された実力者だ。他にも、同じく北中米W杯に出場したMF裴峻浩(ペ・ジュンホ)=ストーク=ら欧州組を9人招集。準決勝で欠場した李と楊はコンディションに不安があるが、依然としてチームの総合力は今大会屈指を誇る。

 未来の成長を見据えた日本と、今の優勝に全力で挑んだ韓国。大会への目的が違う両チームの戦いに注目だ。

編集部おすすめ