◆愛知・名古屋アジア大会 第14日 レスリング陸上(2日、名古屋・稲永スポーツセンター)

 女子76キロ級の決勝が行われ、24年パリ五輪金メダルで、五輪以来の国際大会出場となった鏡優翔(サントリー)が、エルミラ・シズディコワ(カザフスタン)を5ー1で破って、自身初、女子の最重量級では2002年釜山大会の浜口京子(72キロ級)以来、そして同級では日本勢初の金メダルを獲得した。この日は、アジア大会仕様として金髪に赤のユニホームで臨んだ。

先制点を許し、途中で右足に痛みが生じるアクシデントもあったが、逆転で勝利。観客に大きく手を振りながら、喜びをかみ締めた。

 パリ五輪制覇からの復帰戦だった昨年12月の全日本選手権で松雪泰葉(ジェイテクト)に終了1秒前に逆転負けを喫し敗れたものの、今年5月の全日本選抜でリベンジを果たし、アジア大会代表入りをたぐり寄せた。

 全日本選抜後、自らポイントを取れるようになるため「相手の力を利用してそれをポイントに変えたり、ちゃんとタックルに入れるような組み手をする」ことなどを課題に取り組んできた。さらに、基礎トレーニングを繰り返し、筋持久力、心配機能を高めてきた。

 昨年9月に株式会社「KAWAII」を設立し、選手と社長との“二刀流”となった。4月には東洋大学大学院にも入学。多忙のなか、テレビ出演も増えたが、「練習だけはやってきた」と妥協せず、目の前のことを全力でこなし、競技につなげ、アジア女王にまで上り詰めた。

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