◆第12回サウジアラビアロイヤルC・G3(10月10日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=10月7日、美浦トレセン

 見ていて、わくわくするような動きだった。ベルウッドディープ(牡2歳、美浦・室井潔厩舎、父エフフォーリア)は、Wコースでミカッテヨンデイイ(6歳3勝クラス)と併せ馬。

5ハロン67秒1―11秒4をマークした。3馬身追走の形から、内に潜り込むと、抜群の切れ味で一気に加速。ゴールでは1馬身先着し、身体能力の高さを示した。室井調教師は「しまいを流す程度でしたが、ラスト1ハロンが11秒4ですか、やっぱり動きますね」と笑みを浮かべた。

 初戦は好発から控え、好位で脚をためて抜け出す優等生の競馬で勝利した。6月以来の競馬になるが、「馬体は変わりませんが、精神面で少しずつ大人になってきました」と成長を感じている。前走で見せた操縦性の良さも魅力だ。「大物だと思ったので、夏に使わず、ここまで待ちました」と指揮官は期待を隠さない。

 今年開業の室井厩舎は、これが4度目の重賞挑戦になる。「こんなに注目していただいてありがたいですね。今回どれだけやれるかです」と指揮官。ここまで、2歳戦で14勝を挙げて初年度産駒が絶好調のエフフォーリア産駒が、新人トレーナーに勝利をもたらす。

(山下 優)

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