南関東の3冠馬・ミックファイア(牡6歳、大井・渡辺和雄厩舎)の引退式が10月7日、大井競馬場で行われた。

 最終レース終了後にもかかわらず、最後の勇姿を目に焼き付けようと多くのファンが見守るなか、栄光の舞台となったコースに登場。

オーナーの星加浩一氏は「3冠を達成したのはJAR馬とのレースだったし、最もスリリングだった。応援し過ぎて声が枯れたぐらい。抱き合ってよろこんだし、この高揚感が競馬のいいところ。チームミックはいい関係だし団結は固い」と思い出を語った。

 同馬は2022年9月にデビューすると3戦無敗で翌年の羽田盃、東京ダービー(ともに当時はS1)、ジャパンダートダービー・Jpn1を制覇。この大井競馬場で無敗の3冠馬に輝くと、続くダービーグランプリも制して無敗7連勝を達成した。

 ラストランは今年7月22日のサンタアニタトロフィー(12着)で、9月4日に引退を表明。種牡馬入りが発表された。オーナーは「自分の馬が種牡馬になるなんて、考えたこともなかった。全面バックアップする」と愛馬の第2の馬生の一番の応援者となる決意を語った。

 大井が生んだ希代のダート王は、8日の朝に大井競馬場を出発し、繋養(けいよう)先のレックススタッド(北海道新ひだか町)へ向かう。順調なら2030年に産駒がデビューする予定だ。

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