◆アイルランドトロフィー追い切り(7日・栗東トレセン)

 第2回アイルランドトロフィー・G2(11日、東京=1着にエリザベス女王杯の優先出走権)の追い切りが7日、東西トレセンで行われた。メンバー唯一のG1馬カムニャックは栗東・坂路で余力十分の動き。

これまで通りの当週ソフト調整で万全を期した。

 順調だからこそ、いつも通りで整えた。カムニャックは栗東・坂路で単走。しまいにスッと伸ばした程度だったが、大きなストライドで気持ちよさそうに加速する。最後まで余力十分に53秒9―12秒4。「先週、先々週と騎手が乗ってしっかりやっているので予定通りですね」と友道調教師はうなずいた。1週前までにほぼ仕上げ、当週ソフトが“友道流”。特にカムニャックの場合は、重賞初制覇のフローラSから当週に坂路へ入れる。秋になっても“好走ルーティン”は変わらない。

 春は阪神牝馬S、ヴィクトリアMで2着。「距離は1800~2000メートル。2000メートル以上ぐらいが本来いいですね」と冷静に分析するトレーナーが、この2戦を選択した大きな要因が発馬位置だ。

昨秋の秋華賞がスタンド前発走で大きくイレ込み、まさかの16着大敗。今春は人の気配から離れた、向こう正面からのスタートとなるレースへの投入で万全を期した形だ。

 今回もスタンドから離れた発走地点であることに加え、昨年のオークスVなど【2101】など抜群の相性を誇る東京戦。秋の大目標は“適距離”となるエリザベス女王杯だが、前哨戦という雰囲気は感じられない。「エンジンのかかりが遅いので東京はいいんでしょうね。夏休みからここ目標に、今回は落ち着きもありますから」と友道師。申し分のない舞台設定で、本来の末脚を絞り出す。(山本 武志)

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