学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月12日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)の1~6区と補欠2人の区間登録が9日午前9時に締め切られた。

 今年1月の第102回箱根駅伝で3年連続9度目の優勝を果たした青学大は、年度またぎの学生駅伝連勝と、8年ぶり(7大会ぶり)5度目の出雲駅伝優勝を目指す。

そのために強力なオーダーが組まれた。

 レースの流れを決める重要な1区(8・0キロ)に今年の箱根駅伝6区3位の石川浩輝(2年)、スピード区間の2区(5・8キロ)に1年時の出雲駅伝以来3年ぶりの学生3大駅伝出場となる鳥井健太(4年)、エース区間の3区(8・5キロ)に2年連続で飯田翔大(かいと、3年)を登録。9月27日のアディゼロ5Kトウキョウ・チャレンジ公認ロード5キロでチーム上位3人の好調な選手を序盤に並べた。

 つなぎ区間の4区(6・2キロ)に昨年の出雲駅伝1区6位の小河原陽琉(3年)、5区(6・4キロ)に昨季のエース黒田朝日(22)=GMOインターネットグループ=の弟・然(3年)を登録。最長の最終6区(10・2キロ)には今季急成長の前川竜之将(2年)が抜てきされた。黒田然、前川は出場すれば学生3大駅伝デビューとなる。

 補欠には今年の箱根駅伝4区3位と好走した実力者の平松享祐(4年)と期待のルーキー古川陽樹が登録された。2人が当日変更できるため、原晋監督(59)の采配が注目される。

 青学大は、10区間217・1キロの長丁場の箱根駅伝では最近12年で9回優勝の強さを誇るが、6区間45・1キロのスピード勝負の出雲駅伝では竹石尚人(当時3年)が優勝のゴールテープを切った2018年を最後に栄冠から遠ざかっている。今季も箱根駅伝で節目の10度目となる優勝を最大の目標に掲げているが、スピード駅伝の出雲でも優勝を狙える戦力が整った。

 9月26日の絆記録挑戦会5000メートル、同27日のアディゼロ5Kトウキョウ・チャレンジ公認ロード5キロの2レースで計22人が13分台をマークした。原監督は「選手層は分厚くなっています。

ただ、今季のチームは速さはあるが、まだ、強さを感じない。出雲駅伝では強さを出したい」と言葉に力を込めて話した。

 いよいよ3日後に迫った出雲駅伝。箱根駅伝の王者・青学大、出雲駅伝3連覇を狙う国学院大、スピードランナーがそろう中大、工藤慎作(4年)ら主力に加えて「令和の三羽ガラス」と呼ばれる増子陽太、新妻遼己(はるき)、本田桜二郎の強力ルーキーが加わった早大が優勝候補に挙がる。駅伝巧者の順大、駒大、創価大なども流れに乗れば優勝争いに加わる力を持つ。

 優勝争いを左右する存在となりそうなチームがアイビーリーグ選抜だ。アイビーリーグは米国北東部の8大学(ハーバード大、ブラウン大、コロンビア大、コーネル大、ダートマス大、ペンシルベニア大、プリンストン大、イェール大)の総称で、いずれも世界有数の名門私立大。出雲駅伝では1998年からアイビーリーグ選抜を招待し、台風による大会中止、新型コロナウイルスの影響を除き、今年で26回目の出場。昨年は過去最高の4位と存在感を発揮した。今年も前回3区4位で5000メートル12分47秒98、1万メートル26分57秒30と日本記録より速い自己ベスト記録を持つグラハム・ブランクス(24)=ハーバード大=ら強力メンバーが登録された。

 今年から出雲駅伝は暑熱対策のため、スタート時間が午後1時5分から午前9時10分に変更された。昨年より涼しい好条件で「熱い」レースが期待される。

 青学大の出雲駅伝区間登録メンバーは以下の通り。

▽1区 (8・0キロ)石川 浩輝(2年)

▽2区 (5・8キロ)鳥井 健太(4年)

▽3区 (8・5キロ)飯田 翔大(3年)

▽4区 (6・2キロ)小河原陽琉(3年)

▽5区 (6・4キロ)黒田 然 (3年)

▽6区(10・2キロ)前川竜之将(2年)

▽補欠        平松 享祐(4年)

▽補欠        古川 陽樹(1年)

 レース当日の12日午前7時20分までに補欠の2人以内を当日変更できる。ただし、区間登録された選手間で変更はできない。

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