4人組アイドルグループ「ふぉ~ゆ~」の越岡裕貴が9日、大阪市内で主演舞台「メイユール・ソワレ~最高の夜公演~」(24、25日=京都劇場、28日~11月8日=東京・銀座博品館劇場)に向けた取材会に出席した。

 標準語と関西弁のウェルメイドなコメディー。

越岡が演じるのは「役者都合で台本を変えてはならない」というストイックな信条を持つ俳優・高潔役。「心の声を関西弁でしゃべって、翻訳劇の方を関東弁でしゃべって、すごい4人の会話劇。これはちょっと挑戦してみたいし、成長できるかなと思ってお受けしました」とオファーを受けた時の感想を語った。

 マチネ(昼公演)を無事に終え、ソワレ(夜公演)の幕が開いた時、聞こえてきたのはセリフではなく「本番中の舞台上での寝息」。爆睡してしまったキャストを抱え、果たして舞台は無事に幕を下ろせるのかを巡るドタバタコメディー。越岡は「伏線を回収していく感じが面白い。一度見たら二度見たい感じの作品」と全部が見どころと推す。作・演出の村角太洋氏は「生の役者が舞台上でお客様の目の前でやる意味のある作品だと思う。キャストが実年齢に沿って若手がいて、中堅がいて、ベテランがいる構造になっているので、初演よりナチュラルにできるのでは」と期待を寄せた。

 越岡は、高役と似ているところに“天然”を挙げた。「言われることが多いです。缶コーヒー持ってて、それがテレビのリモコンだと思ってパンって投げちゃったり」と苦笑い。

セリフを絶対に変えない役柄についても「トラブルが起きた時に色々変えて進めていけばいいのにっていう面白さになっている」と、役を楽しんでいる。

 過去に実際に公演の継続が危ぶまれる事態に遭遇したかという質問に、越岡は昨年の舞台を挙げた。「リアルにショーのオープニングでアキレス腱(けん)を断裂して、その後に何曲かパフォーマンスして病院行ったんですけど、他の3人が俺のところをカバーしてくれて。車椅子で戻ってきて歌は歌えるから歌いました」と告白。今回の“ほぼ寝ている状態”に近かったと笑い飛ばした。

 最後に越岡は「事前情報なしで来ていただいて、ただただ楽しめる作品になっているので、生身の役者がステージ上で発しているものを感じ取ってもらって。何度も来てほしいような作品になっているので、劇場でお待ちしております」とアピールした。

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