男子テニス元世界ランキング4位で現役引退した錦織圭さん(36)の偉業をたたえる記念イベント「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2026 with Kei Nishikori」が11日、現役最後の試合を行った会場、有明コロシアムで開催された。

 1日の「木下グループ・ジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」1回戦(フランシス・ティアフォー戦)で敗れ引退した錦織さん。

 イベントは錦織さんがグローバルブランドアンバサダーを務めるユニクロが主催し、輝かしいキャリアと功績をたたえるとともに、応援してくれたファンに感謝を伝える場として開催。公募の抽選で当選した約9000人の観客が集まった。

 同じユニクロのアンバサダーでもあるテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー氏が来日し、さらに車いすテニスのレジェンド・国枝慎吾氏、ゴードン・リードも参加。輝かしいキャリアを祝福した。

 約4時間のイベントのラストで、錦織さんは「最高の一日でした」とあいさつ。支援を受け続けたユニクロへの感謝の思いを語り「みなさんに支えられました」とファンにお礼の言葉を贈った。

 エキシビションマッチでは国枝vsゴードンという白熱の車いす対決が実現し、その後に混合ダブルスが行われた。

日本vs欧州の案内で、錦織さんと国枝さんがペアを結成。では、ゴードン・リードの相棒はだれになるのか?と前振りを入れつつ、観客も分かった上で待っていると錦織さんが「スイスから友人が来ています」と言うと、フェデラーさんがさっそうと現れた。約10分ほどのエキシビションマッチに観客も拍手喝采。“試合”はフェデラー&リードのペアが勝った。

 その後に行われたダブルスでは、錦織さんとフェデラーさんが初のペアを結成。

男子日本テニス界で活躍した添田豪さんと岩渕聡さんのペアとのエキシビションマッチも行った。対戦は錦織&フェデラーのペアが勝利。「ロジャーと初めて組めてすごく良い思い出になりました」と錦織さん。フェデラーさんも「(エキシビションマッチ前に)お互いアクティブにやろうと話していたので、すごく楽しかった」と汗をぬぐった。

 イベントの冒頭ではトークショーも開催。フェデラーさんとの現役時代の対戦成績は3勝8敗。好試合を演じたフェデラーさんを、錦織さんは「フェデラーは弱点がない。めちゃくちゃ速い展開でボールが返ってきたり。でも、スーパーショットを打たれたときに『クソッ』と思うのと同時にちょっとうれしかったりする。真剣勝負で。こんなショット打つのかと」とたたえた。フェデラーさんは「まさに素晴らしいキャリアの後に引退すると多くの人がいっぱいほめてくれる。

錦織が不滅のプレーヤーであることは間違いない。このようなお祝いの席に参加できることがうれしい」と語ると大きな拍手がわき起こった。

 

 国枝氏「圭くんに言いたいことがあります。数々の舞台でいろんなシーンがありました。彼がけがをしてリハビリをしていた時、けがに打ち勝とうというシーンも目にしています。(プレッシャーを背負いながら戦っている姿を見て)とんでもない方だと現役の時に思っていました。自分がプレッシャーを感じている時に錦織くんが頑張っていると、何度も何度も勇気をもらったし、本当にありがとうという気持ちがものすごく強いです。今までたくさんプレッシャーを感じてきた分、これからは自分の幸せな人生を歩んでほしいです」

 フェデラー氏「素晴らしいキャリアを終え、心からおめでとうと言いたい。多くの人にとって、錦織圭はとても大切で、テニス界にとってもスペシャルな存在。お祝いの席に呼んでもらい心から幸せに思っている。これからは家族との時間を大切に」

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