元日本代表MFの本田圭佑が30日までに自身のXを更新し、J2藤枝の槙野智章監督がJリーグから「審判批判」したとして2試合の出場停止処分を受けた件に疑問を呈した。

 「槙野の件、これ言うとまた色々言われるかもしれんけど、槙野を擁護するとかの気持ちは全くなく、一連の流れを見て思うことは、槙野は別に何も言い過ぎてない。

ごく普通のことしか言ってない。あれを言い過ぎとかリスペクトが足りないとか言ってる人は、問題の本質を見ていない。公開の場で面子(メンツ)を潰されたことへの反応してるだけ」とつづり、「むしろリスペクトという点では、本音でズバっていう方がリスペクトしてる。受け取る方は辛くても、その方が成長する機会になる。大事なのは誤審をしたレフリーにもチャンスを与え続けること。選手目線で言うと、レフリーという仕事が難しいだろうなというのは、ほとんどの選手が思ってる。ミスをするのは当たり前。仕方ない。それも全選手が理解してる。誹謗(ひぼう)中傷してるわけでもなく、人生を賭けてるから本音で言うだけ。レベルが低いとハッキリ言う。言い続ける。
それの繰り返し。それがサッカー界。それが嫌で、成長しないやつは自然と淘汰(とうた)されていく」と続けた。

 槙野監督は24日の徳島戦後のフラッシュインタビューで審判の判定に言及し、「J2のレフェリーのレベルを上げないと壊れます。マジで壊れます。誰かが代表して言わないといけないんですけど、誰も言わないので僕が言います。マジでレベルが低いです。これをやられると選手の育成もそうですし、せっかくのJリーグがもったいない」などと発言し、レフェリングの向上を訴えた。同試合では藤枝の選手のシュートが徳島の選手が広げた左腕に当たる場面があったが、ハンドと判定されず、抗議した槙野監督にイエローカードが提示された。Jリーグはリリースで「同基準では最低1試合の出場停止(ベンチ入り停止)と定められているが、同監督は試合中にも異議による警告を受けていたにもかかわらず、インタビューという一般に公開される場において審判批判を繰り返した。この言動は審判員に対するリスペクト精神に著しく欠けるものであり、総合的に加重要素に該当すると判断した」と、より重い処分になったことを説明した。

 Jリーグは29日に報道陣へ向けたブリーフィングを開催。

Jリーグ執行役員の窪田慎二氏、日本サッカー協会(JFA)の扇谷健司審判委員長が、当該プレーの見解やJリーグにおける審判の育成などについて説明した。扇谷委員長は槙野監督が抗議したプレーについて「ハンドと考えています。残念ながら審判員は正しい判定を導き出すことができなかったのが我々JFAとしての見解」と説明。今回の判定での処分はないことを明らかにしつつ「審判員には毎試合アセッサーと呼ばれる評価者がいる。同じようにジャッジができないことが続けば、次のシーズンは違うカテゴリー、下のカテゴリーに行ってもらうことはある」と述べた。

 本田は「今回の罰はサッカー界の成長を阻害する判断やと思う」とXを締めくくった。

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