俳優の青木崇高が31日、群馬・高崎芸術劇場大劇場で行われた、来年1月10日に放送がスタートするNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」(松坂桃李主演)の関連イベント「大河ドラマ『逆賊の幕臣』プレリュード in 高崎」に、共演する上白石萌音、草川拓弥、甲本雅裕とともに出席。自身が出演する本作で“語り”を担当することを発表した。

 松坂演じる主人公の小栗忠順(ただまさ)は、時代が江戸から明治へと移り変わる1868年に現在の高崎市倉渕町(旧権田村)で明治新政府側に斬首され、生涯を終えた。ゆかりの地で行われたイベントでは、登壇者の中に本作で語りを担当する人物がいることが初めて明かされ、観客に向けてのクイズとして出題された。

 小栗の盟友・栗本鋤雲(じょうん)役の青木は、小栗の妻・みち役の上白石を予想する声が多いことに苦笑したが、正解は青木。自身にたちまち大きな拍手が注がれると「(上白石)萌音ちゃんに譲ります!」と恐縮した。

 語りを務めることについて「みんなでやった本読み(=台本の読み合わせ)の時は力強くドーンとやっていたけど、ちょっと違いますね。いい距離でその当時を回顧するようなトーンで、彼(小栗)の実相に寄り添うような感じでやっております」と紹介した。本読みでは突然歌い出すなどして盛り上げたそうだが「歌を歌ったのはその1回だけですね」と頭をかいた。

 同席した制作統括の勝田夏子氏からは、青木演じる栗本と主人公・小栗の関係を「子供の頃から最後までバディとして寄り添っている」と説明。小栗死後の明治期に、栗本が「郵便報知新聞」(スポーツ報知の前身)の主筆を務めるなどジャーナリストとして活躍したことに触れ「今回は『記録』をサブテーマにしている。ジャーナリストとして、徳川幕府の生き証人として、そして小栗の盟友として、小栗を語るのに一番ふさわしいということでお願いしました」と明かした。

 勝田氏の期待を受けた青木は、演技と語りの二刀流へ「気合を入れて頑張ります」と改めて奮起した。

 「逆賊の幕臣」は、幕臣側から幕末史を描くスリリングなエンターテインメント。

松坂は、日本の近代化に尽くしながらも明治新政府から「逆賊」の汚名を着せられた悲劇の天才・小栗忠順を演じる。脚本は朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」(21年)などの作品で知られる安達奈緒子氏。

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