◆全日本大学駅伝(1日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 開幕戦の出雲駅伝(10月12日)で16年ぶりの優勝を飾った早大は1区(9・5キロ)で本田桜二郎(1年)が区間賞と2秒差の区間2位と好発進すると、2区(11・1キロ)で増子陽太(1年)が30分51秒の区間新記録で首位に浮上。3区(11・9キロ)も当日変更で投入された新妻遼己(はるき、1年)も好走した。

最強留学生と呼ばれたイェゴン・ヴィンセント(東京国際大)が2021年にマークした32分46秒の区間記録を1秒更新した。10キロ換算で27分32秒の驚異的なスピードで11・9キロを走り切った。「令和の三羽ガラス」と呼ばれる早大のスーパールーキー3人が快走し、首位独走態勢を築いた。

 早大は4区(11・8キロ)の小平敦之主将(4年)も区間4位と力走。首位をがっちりとキープした。能力と個性豊かな選手がそろう今季の早大を率いる小平主将は、私立文系最難関と言われる政治経済学部で学ぶ文武両道ランナー。「学生駅伝3冠が期待されているので、達成したい。全員が主役となるチームが理想です」と言葉に力を込めて話す。

 続く5区(12・4キロ)には当日変更でエースの鈴木琉胤(るい、2年)が出場。昨年、駒大の伊藤蒼唯(現富士通)がマークした35分1秒の区間記録を30秒も更新する34分31秒で走り切った。10キロ換算で27分50秒のハイペース。2区の増子陽太、3区の新妻遼己に続いて3つ目の区間新記録となった。

 5区終了時点で、2位の国学院大に2分39秒、距離にして1キロ近い大差をつけた。

 エース区間の7区(17・6キロ)には今季絶好調の山口竣平(3年)、最長の最終8区(19・7キロ)は「山の名探偵」の愛称を持つ工藤慎作(4年)が3年連続で担う。昨年は56秒54秒で区間賞を獲得。早大の大先輩の渡辺康幸(現住友電工監督)が1995年にマークした56分59秒の日本人最高タイムを30年ぶりに超えた。今回もアンカーに工藤が控えていることは早大の大きな強み。2冠に向けて伊勢路を突き進んでいる。

 鈴木「正直、プレッシャーだった。1~3区ルーキー、4区は主将の気迫の走りでつないでくれて、それ以上の走りをしないといけなかった。同じくらいの走りはできた。沿道の方たちが、るいくん、るいくんと声をかけてくれたので、笑顔を返そう、12・4キロ笑顔で走り切ってやろうと思っていた」

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