学生3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝(1日)で4位だった青学大の原晋監督(59)は激闘から一夜明けた2日、スポーツ報知の取材に応じ、4連覇と節目の10勝目を狙う第103回箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けて、1年生の新戦力台頭と4年生の意地をポイントに挙げた。

 今季初戦の出雲駅伝(10月12日)では、まさかの関東勢最下位の11位。

伊勢路では4位まで挽回した。「出雲の関東最下位から脱出できました。昨季は出雲駅伝7位、全日本大学駅伝3位で箱根駅伝優勝につながった。今季もホップ、ステップ、ジャンプといきたい」と原監督は前向きに話す。

 8区間の全日本大学駅伝では10~13人で現地入りするチームが多い中、青学大はぎりぎりの8人だけで遠征。全日本大学駅伝メンバーから外れた選手は東京・町田市の練習拠点で練習に励んだ。今週末の8日には世田谷246ハーフマラソン(東京・世田谷区)と宮古サーモン・ハーフマラソン(岩手・宮古市)に出場。箱根駅伝のメンバー選考に向けて重要なレースとなる。

 「もちろん、全員に期待していますが、特に初ハーフマラソンの1年生に期待しています。古川陽樹、新見春陽(はるひ)、藤岡孝太郎は、いい練習ができています」と原監督は期待を込めて話した。

 出雲駅伝、全日本大学駅伝を圧勝した早大は「令和の三羽ガラス」と呼ばれるスーパールーキーの増子陽太、新妻遼己(はるき)、本田桜二郎が大活躍。一方の青学大は出雲駅伝で古川、全日本大学駅伝で古川と新見が登録メンバーに入ったが、大学駅伝デビューはなかった。

早大に対抗し、青学大が箱根駅伝で10勝目を飾るためには、チーム内のメンバー争い、という枠を超えて、本番でライバル校と勝負できる新戦力の台頭が不可欠だ。

 原監督は4年生の意地にも期待する。「大学スポーツは4年生が主役」が原監督の持論。前回9区区間賞の佐藤有一(現サンベルクス)のように最初で最後の箱根駅伝で活躍する4年生が多いことが青学大の強みと伝統となっている。

 青学大の4年生世代は入学以来、箱根駅伝で負け知らずだが、出走した選手は前回4区3位と力走した平松享祐だけ。原監督は「キャプテン中村海斗はやってくれるでしょう」と期待大。静岡マラソン(3月8日)で2時間12分44秒で優勝した村上直弥、スピードランナーの熊井渓人らも最初で最後の晴れ舞台を目指し、泥臭く走り込みを重ねている。

 近年の箱根駅伝12年で優勝9回。抜群の勝率を誇る原監督は「早大はニューイヤー駅伝優勝のGMOインターネットグループより強い。ただ、箱根駅伝に向けては必勝パターンがあります」と明言する。

 勝負の第103回箱根駅伝まで、あと2か月となった。

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