スマートニュースが評価額1,916億円で2位に浮上、評価額1,500億円突破企業は4社に

登記簿より約142億円の新たな調達と、5月に登記された情報と比べた際の株式取得価額の上昇を確認できたことが今回の評価額の増加に繋がった。
また、スマートニュースが評価額を伸ばしたことで、評価額1,500億円突破企業は4社になった。
ネットプロテクションズホールディングスは、先月より評価額を272億円伸長させ、順位をひとつ上げ12位となった。同社が2021年6月に実施した、Pavilion Capitalを引受先とする10億円の第三者割当増資が今回の評価額上昇につながっている。今回の調達は事業拡大に向けたプロモーション活動の強化および新規機能開発等に対応するための財務基盤強化を目的としたものだ。
その他、ispace、ジェネシスヘルスケアが先月から評価額を伸ばしている。
累計資金調達金額の増加企業は4社、SmartHRが156億円の資金調達を発表

先月、すでに登記簿から今回の調達が確認できたものの、その詳細は明らかになっていなかった。今月では、公表情報と登記簿の差分をさらに計上し、同社の累計資金調達金額は243億円に達した。
また、登記簿からスマートニュースの142億円の新たな調達が確認できたほか、ネットプロテクションズホールディングスが10億円の資金調達を発表。
ネットプロテクションズホールディングスは、シンガポールの投資運用会社Pavilion Capitalを引受先とする約10億円の第三者割当増資を実施し、既存株式の譲渡を行った。
これにより、ランクイン企業のうち、累計資金調達金額が100億円を超える企業数は11社となった。
ispaceは、りそな銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、日本政策金融公庫より総額19億5,000万円の新規資金調達を実施。本資金は、2022年に実施予定であるMission1で使用するランダー(月着陸船)の実機開発のためのバックアップ資金、2023年に実施予定のMission2で使用するランダーへの先行開発投資、およびMission3以降のランダーのサイズアップを見据えた先行開発投資に活用していく方針だ。
ランクイン企業のピックアップニュース
Preferred Networks
Preferred Networksは、神戸大学と共同で深層学習用プロセッサー「MN-Core
https://www.preferred.jp/ja/news/pr20210614/(2021/06/14)
ビットキー
ビットキー、プレシリーズBラウンド1stを完了し、32億円超の資金調達を実施。今後、IoTプラットフォームである「homehub」「workhub」の事業推進をより加速させていく。また、今回の調達により、同社の累計調達額が90億円を突破した。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000040203.html(2021/06/16)
エクサウィザーズ
エクサウィザーズと福祉用具のヤマシタ、合弁会社「エクサホームケア」を設立。エクサウィザーズが有するAI技術と、ヤマシタが有する福祉用具に関する知見とサービス網を組み合わせ、高齢者向けの状態可視化も兼ねた在宅介護サービス提供を行い、科学的介護の実践に取り組んでいく。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000030192.html(2021/06/02)
ZMP
ZMP、自動運転/AI技術開発用ロボットカー「RoboCar 1/10X」にて、仮想空間での車両走行が可能なシミュレーターパッケージを提供開始。「RoboCar1/10X」に搭載されているLiDARやカメラセンサーの確認、車両の走行確認を仮想空間上にて実施することが可能となる。https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20210630(2021/06/30)
STARTUP DBでは次月以降も引き続き、国内スタートアップ評価額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。
