JR中央線・武蔵境駅前にある「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」。丸みをおびたデザインのしゃれた建物で、図書館としてだけでなく、生涯学習支援、市民活動支援、青少年育成の機能を統合した複合公共施設だ。
「武蔵野プレイス」をきっかけに武蔵境に引越してきた利用者、運営を支えるスタッフ、1階のカフェの代表、それぞれの視点から魅力に迫る。
「武蔵野プレイスの近くに住みたい」。この街にマンションを買った理由だった
「武蔵野プレイスがあったから、武蔵境に引越してきたんです」というイラストレーターのねこねこさん。JR中央線沿線を中心にマンション探しをしていたが、武蔵境駅は「ずっと通り過ぎるだけの駅でした」とのこと。
「でも新築マンションのモデルルーム見学で初めて降りたら、直感で“あ、ココいいな”って思ったんです。人の流れが多すぎず少なすぎず、お店はいっぱいあるけれど、高い建物は少なくて開放感がある。緑も多くて、なかでも芝生広場の向こう側にある、武蔵野プレイスを見たときに心奪われたんです」
ねこねこさんと武蔵野プレイスとの出会い(イラスト/ねこねこ)
「そういえば、これまでも近くに図書館のある場所に暮らしてきたなぁって思ったんです。文化的で知的好奇心が満たせる場所というだけでなく、図書館って、悪い感情と正反対の場所じゃないですか。図書館にいるときは、みな基本穏やか。良い気が流れているような気がするんです」
ねこねこさんの息子さんたちが本を読む習慣ができたのも「武蔵野プレイス」の影響だ。
「1人10冊まで借りられるので、私と長男次男で30冊も借りたりして。次男は『かいけつゾロリ』のシリーズは全部制覇したんじゃないかな。長男は図鑑。図書館に行けば、なにか発見がある、それが彼らにとっては普通のことになりました」
特に長男の中学受験期は、親子で過ごす時間が増えた。
「なぜか家だと勉強する気が起こらないみたいで、よくプレイスで勉強していました。例えば私や夫は本を読んで、その目の前で息子は勉強する。勉強の合間に本を読むことが息子には気分転換になったみたいで。不思議と家より勉強の効率が良かったんです」
2人の息子さんとの思い出(イラスト/ねこねこ)
子どもが小さいころには公園と同じくらい、定番のお出かけスポットであり、小学3年生以降は、放課後の居場所になった。
ねこねこさん自身は4階のワーキングデスクを借り、そこで仕事をすることも。駅から近いため、友人との待ち合わせ場所にも最適だ。
「ぶらりと出かけて、思い思いに過ごす場所という意味では、“ショッピングモール”に似ていますが、大きな違いは、お金を前提にしなくても、学べ、居心地良く過ごせること。たまたま手に取った本1冊から世界が広がるような、そんな幸せが満たされる場所なんです。
ぶらぶらするだけで、新しい世界を発見する瞬間
隣接した境南ふれあい広場公園も同時に整備されており、ココでもさまざまなマルシェ、夜市、夏祭りなどが開催され、多くの人でにぎわっている(画像提供/武蔵野プレイス)
吹抜けと丸みを帯びた壁。開放感がありつつ、こもるような安心感もあるデザインも人気の理由(画像提供/武蔵野プレイス)
おしゃべりOKフロア、22時まで開館、豊富なイベント。図書館以外のさまざまな機能を持つ
「これまでの図書館のイメージと違って、とても“話し声”のする施設だと思います」と、武蔵野プレイスを運営・管理する、公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団の伊佐治さん。
例えば1階にはカフェがあり、2階は絵本や児童書のある「こどもライブラリー」、3階は、市民活動団体の打ち合わせや作業ができるラウンジがある。そのため、何かしら談笑する声が聞こえてくるのだ。なかでも地下2階、主に中学生・高校生が対象、飲食もおしゃべりもOKの「ティーンズスタジオ」では、にぎやか、まではいかないが、常に楽しそうな話し声が聞こえる。
さらに「開館時間が22時まで」というのも大きな特色だ。
1階の「カフェ・フェルマータ」ではお酒も飲める。イベントも多彩で、武蔵野プレイスの顔でもある(画像提供/カフェ・フェルマータ)
靴を脱いで親子で絵本が読める2階のおはなしのへや。窓の外は桜並木(画像提供/武蔵野プレイス)
地下2階のティーンズスタジオのラウンジ。勉強する子もおしゃべりする子もひとり過ごす子も(画像提供/武蔵野プレイス)
来館者が個人で読書や調べものができる無料のスタディコーナーは、時期によっては受付時間から行列のできる人気スペース(画像提供/武蔵野プレイス)
ワーキングデスクは各々電源が使え、静かに仕事をすることができる。
「武蔵野プレイスは乳幼児から高齢者まで、どこの年齢層も取りこぼされることがないよう考えられた場所です。普段、図書館をよく利用するのは、乳幼児・小学生と、その親たち、さらにはシニア層かと思います。ちょうど図書館離れをしてしまうティーンエイジャーや20代・30代の社会人層にも利用していただきたい。それがティーンズスタジオであり、22時までの開館時間です」(伊佐治さん)
また、武蔵野プレイスは、さまざまな市民活動団体の支援の拠点でもある。活動団体は、合唱、俳句、落語、アート、ハンドメイドといった趣味を楽しむものだけでなく、フードロス、認知症、学習支援、自然保全など“社会をよくする活動”といった性質のものも多い。活動拠点は武蔵野プレイス内だけではないが、3階のラウンジは市民活動団体専用で、気軽に打ち合わせができるうえ、多くの人が行きかう武蔵野プレイスは、ポスターやチラシでの恰好の広報の場だ。さらに年に1度行われる「プレイス・フェスタ」では、市民活動団体による「市活縁日」なるイベントが開催されており、仲間を集める良いきっかけになっているそう。
登録市民団体は約300。簡単な作業や打ち合わせができる専用ラウンジのほか、印刷のできるプリント工房、情報発信のできるコーナーがある(画像提供/武蔵野プレイス)
市活縁日のワークラウンジでは、工作や数字遊び、対話型の美術鑑賞など、さまざまなワークショップが開催された(画像提供/武蔵野プレイス)
「生涯学習支援の場」としての役割を持ち、さまざまな学びイベントやワークショップも多い。主催は、武蔵野プレイス、武蔵野市、登録市民団体によるものとさまざまだが、駅近の立地の良さを生かし、武蔵野市内外からの利用者も多数だ。音楽、演劇、アート・工作、体を動かすワークショップ、ビジネスを学ぶ講座など、内容は多種多様。
「変化してきたといえば、こうした学びの場が自然と交流の機会につながっているところでしょうか。
プレイス・フェスタで開かれた「館長とめぐるプレイスの裏側探検ツアー」。普段は目にすることはできない裏側を案内し、後半は懇談会を開催。「“プレイスのこんなところが好きなんです”と直接お聞きする機会は我々もうれしかったです」(伊佐治さん) (画像提供/武蔵野プレイス)
哲学カフェ「もやっとプレイス」に参加。そこは匿名かつリアルな場
そして今回、筆者は、2026年2月で12回目を数える定番イベント哲学カフェ「モヤっとプレイス」に参加してみた。
哲学カフェは、1990年代にフランスのカフェで、飲み物を片手に参加者同士で特定のテーマについて出入り自由で話し合ったことが由来。論破するのが目的ではない。ただ聞いているだけでもOK。「答え」のない問いを持ち寄って、自分と他人の「モヤモヤ」を聞き合う時間だ。
武蔵野プレイスでは、立場や意見の異なる人と対話し、自身の思考を見つめ直す場を提供することで、市民が「ゆるやかにふわっと」つながる機会になったらと、3年前から開催されている。事前申し込み不要で、気ままに足を運ぶことができる。
例えば「モヤっとプレイス」のテーマは、「孤独とは悪いものなの?」「居場所がないってどういうこと?」、日常生活で言語化することはないけれど、なんとなく思ったり考えたりしていること。
その日話すテーマは参加者で決めることが多い。ちなみに12回目は「AIがこのまま進化したら人間はどうなる?」という話題が多く出たことから、テーマは「人間関係だからこそできること」に決定。AIそのものに抵抗感を覚える人、さらなる技術の進化を推測する人、AIといっても「現状」について話すのか、「未来」について話すのかによって、視点は変わってくる。もちろん結論は出ない。それでも、自分以外の視点の存在を知ることができる。
筆者のほか、ねこねこさんも参加。「AIにできないことって何?」「AIって何で私達はこわがるんだろう」など、さまざまな意見が飛び交う(イラスト/ねこねこ)
参加している年齢層は幅広い。中学生から80代まで。
「何度も顔を合わせているけれど、名前も仕事も知らない。だからこそ友人には話さない自分の想いとか考えを話すことができる。すごく貴重でしょう」と、話すリピーターの女性。なかには、「前回、夫婦で参加したら、とても楽しかったので、母と娘を誘いました。普段からわりと社会のことなどをよく話す一家なので」と親子3世代で参加した方もいる。
「普段、友達とは、ノリで話すっていうか、ここで話すような真面目な話ってなかなかできないじゃないですか」と話す女子中学生。ほかにも中学生のころから通い続けている男子高校生もいる。
ここ以外でも哲学カフェのようなイベントに参加することがあるというリピーターの男性は「ともすると、知識のある常連の年長者による講演会のようなものになる場合もあるけれど、ココは誰でも訪れる図書館だから、初めての方も多いし、年齢層も幅広いので、すごく自由な感じがします」と話す。
SNSで考えや価値観の近い人とつながる良さもあるけれど、どうしても同じ意見ばかりが強化され、情報の偏りや極端な思考につながる危険性もある。ココでは、こういう場所で話してみたい、聞いてみたいと思う人が前提というバイアスがあるものの、思っていた以上にさまざまな意見が行き交い、否定せず、満足度が高い。
そのせいだろうか、終了後も“まだ話し足りない”学生さんたちと常連さんがおしゃべり。テーマを外れ、受験や進路、将来のことを話しており、先生でもない、親でもない、ある意味責任のない間柄だからこそ、フラットに話せるのも醍醐味だと感じた。
カフェで行われる、大人の部活動。「好き」を媒体にゆるく活動
「モヤっとプレイス」が、その場のゆるやかなコミュニケーションの場だとしたら、1階の「カフェ・フェルマータ」で行われる「スナック部室」は、もう少し濃いコミュニティだ。
現在プレイスで活動をしているのは「旅部」「歴史部」「美術部」「間取り部」で、興味に合わせて参加自由におしゃべりするというもの。「気に入った部活にはリピートして参加する方も多いですが、初めてでも気が向いたときだけでも気軽に参加できるのが、“スナック部室”の良さだと思います。会議室ではなく、カフェ内の片隅でやっているので、“あれ、なんだろうと思って、ずっと気になっていたんです”と初参加される方もいます」とは、「カフェ・フェルマータ」を運営する「株式会社レセルカーダ」代表取締役の松井隆雄(まつい・たかお)さん。自身も「スナック部室歴史部」の部長でもある。
「予約制にしていません。『面白そうだから参加してみよう』と思える適当さがいいんですよね。もちろん、テーマについてすごく詳しい方もいますが、あまり知らないという方もウェルカム。むしろ両者が楽しく混じり合うことも大切にしています。旅部では、誰かが自分の旅のレポートを発表することもありますし、歴史部でもテーマを決めて話すこともありましたが、基本的にはふらっとでOK。大事にしているのは、『みんなで面白がれる場』ということ。まさに『部室』ですね」(松井さん)
会は定期的ではない緩さも気軽。部長が「もうそろそろ開きたいな」とか「もうそろそろ集まらない?」と声をかけられたら日程調整し、SNSで広報したり、武蔵野プレイス内でポスターを貼ったりする。今後も新しい部活も増えるかもしれないし、増えないかもしれない。スタンスは「無理をしない」。ただし、会を重ねるにつれ、リピーターが増え、年末は忘年会を開くなど、すっかり地元のコミュニティになっている。
「この前は『昭和・平成のアイドル部』をやってみたんです。参加者は4人だけでしたけど、僕は3人以上あればもう、それはコミュニティだと思っているんです。1人はソロ、2人はペアですが、3人になれば3本の線ができて、社会的な関係性が生まれるんです。人数が多くなりすぎると調整が必要になりますが、少なければお互いフェイス・トゥ・フェイスで楽しめます」
カフェで行われる「スナック部室 歴史部」の様子(画像提供/カフェ・フェルマータ)
カフェ・フェルマータで行われている部活の数々(画像提供/カフェ・フェルマータ)
「親友や家族のような強いつながりだけでなく、たまにしか会わないような弱いつながりがたくさんあるのって、いいじゃないですか。 友達でもなんでもない人と人がつながって、自分のコミュニティが広がっていく。 SNSのアルゴリズムに関係なく突発的に現れるつながり、それがこの場所の良さだと思っています」(松井さん)
図書館内でオープンなスペースのカフェスペースを設けることは「挑戦」でもあった
こうして多くの地域住民の「サードプレイス」となった武蔵野プレイスだが、開業当初は厳しいご意見もあったそう。
「やはり“図書館=静かな場所というイメージがあるでしょう。当時は1階の広いオープンスペースがある図書館は珍しかったですから。カフェなので、人の話し声、食器と食器がぶつかる音、食べ物のにおいが当然するわけです。民間企業である我々が充実した飲食サービスを提供するためには一定の値段もとらないといけませんが、“公共の図書館なのに?”というご意見もありました。人と人、人と本、人と情報がつながる場を、武蔵野プレイスと一体となって、美味しい食事とコーヒーと共に提供しながらつくっていったんです」と、松井さんは開業当時を振り返る。
さらに「コミュニティが生まれるカフェがある場所」という武蔵野プレイスのコンセプトに共感した松井さんが始めたカフェゆえに、心を決めて継続的にイベントを開催。そうしているうちに、自然とこの場所の存在意義を認めてもらったと実感したそう。「ここはちょっと変わった図書館なんだ、という共通認識を得られたからではないかと思います」と松井さん。
前述のスナック部室の開催をはじめ、第1、第3火曜日には「ブック&シネマ」が行われている。各自がおすすめ映画や本を持ち寄り、紹介したり、感想などを言い合ったりするトークイベントだ。ドリンクやお酒、食事を楽しみながら参加できるだけあって、リピーターも多い人気の催し。そのほか、図書特別整理期間で図書館機能がクローズになる期間を利用して「LIVE in LIBRARY」を毎年行っている。
「LIVE in LIBRARY」の様子。ボーカルとコントラバスで編成されたジャズライブが開催された(画像提供/カフェ・フェルマータ)
家庭でも学校でもない、ティーンエイジャーのほかにはない居場所
そして「武蔵野プレイス」の大きな特色が、地下2階にある「ティーンズスタジオ」。大人は利用不可で、中学生~20歳になった年度末までの青少年がターゲット。おしゃべりOK、飲食OK、ゲームもOKで、飲み食いしながら、おしゃべりしたり勉強をしたり。まるでフードコードのように思い思いに過ごせる場所だ。
「決して騒いでいる感じではありませんが、お友達同士でおしゃべりはしているし、図書館のイメージからは大きく外れるでしょう、さすがに周囲に迷惑がかかっていると思えば注意はしますが、つい盛り上がって声を一瞬あげてしまう場合はよくあること。基本的には自由に過ごしてもらいたい。当初は“何かトラブルがあったらどうするのか”という心配もなくはなかったそうですが、子どもたちも節度をもって過ごしてくれています」(伊佐治さん)
青少年専用のラウンジのほかには、楽器演奏のできるサウンドスタジオ、料理やものづくりのできるクラフトスタジオ、ダンスや演劇の練習のできるパフォーマンススタジオもある。ココは有料で大人も利用可だが、平日14時半以降、土日祝日や長期休みの期間は青少年専用。しかも使用料は大人が使用する場合の10分の1だ。文化祭シーズンには衣装づくりで利用されることもある。
市内在住・在学の青少年なら2時間半200円で借りられるサウンドスタジオ(画像提供/武蔵野プレイス)
さらに「B2LAB+(ビーツーラボプラス)」は、予約不要、出入り自由のゆるやかな青少年向けの交流イベントで、ちょっとしたテーマでおしゃべりしたり、簡単なゲームレクリエーションをしたりなど、定期的に行われている。先日は、クラフトスタジオで「タコ焼きパーティ」を開催した。
「自然と気の合う子が見つかりやすかったりするんですよ。ここで知り合う友達を“プレとも”って呼んでいるみたいで、学校とはまた違う、友達関係ができているんです」と、青少年フロアのスタッフの森 (もり)さん。例えば、ここで知り合って、“え、楽器練習しているの?”とスタジオを借りて練習し始めることもあるそうだ。
こうして、武蔵野プレイス側が用意したイベントに参加した子どもたちが「自ら動く」こともある。例えば、前述した哲学カフェ「モヤっとプレイス」の青少年版を企画したことがあった。
「学校生活や受験、恋愛などの自分の身近なことなど、ざっくばらんに話していて、楽しそうでした。お菓子や飲み物を用意していたので、それにつられてやってきたまま、長居をする子もいて。そうしたら、その後、参加した高校生を中心に、“面白かった。自分たちでもやりたいけれど、どうしたらいいのか”と声をかけてきたんです。広報など一部は手伝いましたが、基本的には子どもたちだけで運営しました。当日、少し覗いたら、なぜか右折左折とか、区画整理の話をしていて、不思議でした(笑)。もちろん将来の話や悩みもたくさん話していたそうで、話の種が尽きなかったようです」(森さん)
また、不登校の生徒たちの居場所である側面もある。「学校には行けないけれど、プレイスなら来られる子もいます。横になっていてもいいし、本や漫画を読んでいてもいい。常連になる子も多く、私達スタッフとは顔見知りで、おしゃべりをしていく子も多いんです」と森さん。
何かしらの事情で学校に行かない選択をした我が子に、自由に過ごせる場所があること、話のできる大人がいること、本や人で刺激を受けることができること。不登校の子どもを持つ親にとっても安心だろう。
ゆるやかに大人の目があり、違う学校の子とも知り合うことができる場所(イラスト/ねこねこ)
また、この場所がセーフティーネットとして機能している面もある。
「対話が制限されたコロナ期に、子どもたちがそれぞれ思うこと、考えることを“つぶやきシート”に書いてもらい、大人がコメントで返す試みを始めましたが、現在も続けています。だいたい、勉強や受験などのことが多いのですが、なかには、“これは支援が必要なのでは”と思う、深刻な相談もあります。そんなときに“スタッフに声かけてみて”と返したり、相談先の連絡先を横に貼ったりしています。スタッフとのリアルな関係づくりの中で、支援機関につなげた事例もあります」
つぶやきシートを書く場所には、各種支援機関のリーフレットも置いている(写真撮影/長谷井涼子)
しゃべり声が聞こえる。なにかしら、楽しそうなイベントをやっている。名前も知らない他人と普段思っていること、好きなことを話すことができる。武蔵野プレイスは、こうした交流の場だ。しかし同時に、ひとりでも楽しく過ごせる場所でもある。
近所に暮らすYさんは、「武蔵野プレイスは1人で過ごせるからこそ、孤独を感じない」と感じている。
「子育てでいっぱいいっぱいになっていた時、夜に夫が帰ってきたら、バトンタッチして、武蔵野プレイスにひとり足を運んでいました。女性が部屋着でひとり、夜9時すぎに静かに過ごせる場所ってなかなかないでしょう。そんな人、私だけじゃないんですよね。まっすぐ帰りたくないのか、夜の散歩なのか、ひとりで思い思いに本や雑誌を読んだりしている。みんなひとりだけど、同じような気分なのかもしれないな、と思うと少し心がほっこりするんです」
夜の図書館は、昼間よりやはり静かで、また違う雰囲気が漂う(イラスト/ねこねこ)
駅チカ、公園隣接、しゃれたデザイン、美味しくて雰囲気のいいカフェ、充実した施設、そんなスペックを最大に生かし、多くの人たちに愛されている武蔵野プレイス。
実は取材中「とっても大好きな場所なんです。宣伝しないで。人が多すぎるといやだから」とこっそり伝えてくださった方もいた。
前述のねこねこさんのように、このプレイスがあるから武蔵境に引越してくる人もいるほど、地域住民にとって欠かせないサードプレイスになっている。
●取材協力
武蔵野プレイス

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