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23時台のカルチャートークアバウト。
7月28日は、月に一度・工藤大輝の担当回。

テーマは…
■パフォーマンスも曲もいい。男性ダンスボーカルグループ入門編

今日は自分のグループではなく、広い目で見て、僕が好きな曲とかグループのことを話せたらなと思っております。女性アイドルだけじゃなくて、男の人たちも結構聴いてます!

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本当にざっくりと分けると、まずはジャニーズ。ジャニーズさんに関しては僕、好きな曲がいっぱいあるんで、別の機会にジャニーズだけの特集を作って曲をかけたい!

そして、LDH、K-POPの方々。さらにスターダスト系で超特急とかDISHとか。

あとは、地域密着型で、名古屋だったらボイメンさん(BOYS AND MEN)とか、マジプリさん(MAG!C☆PRINCE)。

本当にジャンル分けできないぐらいたくさんのグループがいます。
そんな、たくさんある中から今日は、今こそ聞いて欲しい2組のグループを紹介したい。

工藤大輝が語る、男性ダンスボーカルグループ入門

まずはDA PUMP!
もう最強。『U.S.A.』でドカーンと。U.S.A.の話をすると、Vimclipっていうグループがいたんです。僕らと同期ぐらいの頃に活動をされていたんですが。
その元VimclipのTOMOくんという方がミュージックビデオのプロデューサーをされていて。

ちゃんとダンスを理解している人が撮っているから、やっぱりスッと入ってくるMVになっている。

改めてご紹介をしますと、デビューは1997年。いまから21年前。これはもう最強で、何年目ですか?っていう話ですよ。

ボーカルでリーダーのISSAさんを中心に4人組としてデビューされていますが、現在は7人組。いろいろと経た上で今が最強メンバーですから。本当に。これ、なぜ最強なのかは後で語ります。

あとは、生まれが沖縄アクターズスクールという、ダンスボーカルを学んだりする養成所みたいなところ。安室奈美恵さんだったり三浦大知くんだったり、本当に一時代を築いていて、そこから結成されてるんです。

僕は昔から聴いていた世代なんで、あえて昔の曲をかけたいなと思います。

こんなにかっこいい曲があるんだよっていうところで。DA PUMPで『Night Walk』

初期はm.c.A・Tさんがずっとプロデュースされてたんですが、この曲が初のセルフプロデュース曲なんです。だからそのDA PUMPさん、メンバーの意向というのが全開に出てるということも踏まえて僕、すごい好きだっていうのもあるんです。お聴きの通り、結構ジャズというかソウルというか、その方向なんですよ。振り付けもビバップをやられていて。

ビバップって難しいんですけど、ハウスというジャンルのステップを踏んでいく……TRFのSAMさんとかがやられているやつなんですけど。それの発展版みたいな感じで、もうちょっと高速にしたり、おしゃれなスーツを着ながら踊るようなダンスがあるんです。それがビバップっていうんですけど、それをMVでもやられていて。

当時の僕からしたらすごくおしゃれに映って。こんなにかっこいいことをダンスボーカルはできるんだっていうところでね、衝撃を受けたのを覚えていて。だからこの曲が好きだというのはあるんですけど。

工藤大輝が語る、男性ダンスボーカルグループ入門

あと、これもまた当たり前すぎて言うほどのことでもないのかもしれませんが、ISSAさんの歌がぶっちぎりで上手い。
『U.S.A.』は各地のインストアイベントとかで撮影OKになっていたということもあって、YouTubeとかに上がっているんです。もうどの映像を見ても、バッチバチに歌がブレないし、どうなっているんだ?っていう上手さ。もう伝説の方。

そのISSAさんにフォーカスがされがちですが、現メンバーのダンサーの方々も本当にトップの方が集まっていて。

たとえばKENZOさんはアジア人初の世界王者です。ワールド・ナンバーワンなんですよね。しかもタイトルも60個ぐらい持っているんですよ。「○○ダンスバトルグランプリ」の1位とかっていうのを。もうとんでもないんです。いまもDA PUMPの活動を続けながら、たとえば中国のダンスのところに教えに行ったりとか。かつ、フェアリーズさんの振り付けも。女の子が踊るような振り付けも作れちゃうっていうぐらい万能な方で。

あとは、個人的な話になりますが、U-YEAHさんは僕の先生でもありまして。僕ちょうど二十歳ぐらいの時に渋谷のダンススクールに習いに行っていたこともありまして。だから僕からすると大先輩っていうか大先生で。あとね、あ、全部しゃべったら終わっちゃう……時間が足りない!

『疾風乱舞 -EPISODE II-』というアルバムがすごくおすすめなんで。『U.S.A.』から知った方はぜひ、そういうアルバムも聴いて見てください。

工藤大輝が語る、男性ダンスボーカルグループ入門

続いては、僕がこれからの活躍を期待しているグループ。FlowBack
LINEオーディション出身、5人組のFlowBack。「オーディション出身」って言うからちょっと…って感じするかもしれないですけど、自分たちで「やろうぜ!」って有志で集まってるんで、結束も固いし、勢いもあるし、ちゃんと考えているという。

2013年結成、曲を聴いてもらうのが一番早いんじゃないかと思うんで、まずは1曲。かわいい後輩でもあって良きライバルでもあります。FlowBackの『Always』。

ほら、曲かっこいいんですよ。

何を隠そう、楽曲の制作周りを担当されているのがDigzという方々。例えばSTYさん。三代目J Soul Brothersさんの『R.Y.U.S.E.I.』を作った方ですね。『R.Y.U.S.E.I.』がものすごくブレイクしたんですが、もうその何年も前からSTYさんはめちゃくちゃかっこいいR&Bとかヒップホップの曲を作られていたんで、僕はものすごいリスペクトしているんですけど。

HIROさんという方もLDHさんの曲をたくさん作られている方なんですけども。本当に曲は間違いないです。今かかっている『AfterRain』もめっちゃ好きなんですけども。僕がすごいいいなと思うポイントは、やっぱり今もうダンスボーカルグループってめちゃくちゃいるんで。歌えたり踊れたりっていうのは初期装備。かつ、キャラが出てたらより良いよねっていう話なんですけど。

工藤大輝が語る、男性ダンスボーカルグループ入門

たとえば、REIJIっていうメンバーはイラストがめっちゃ上手くて。CDのジャケ写のデザインもイラストを自分で書いていたりとか。

だからそういうね、ダンスボーカルとしてのくくり以外の活動も結構ちゃんとやっている。そういうところをリスペクトしてます。

でもちゃんとね、振り付けはTATSUKIっていうメンバーがやったりとか、ダンスと歌の方にも向いてるっていう。だからいいバランス感でやっている5人組じゃないかなという風に僕は思います。

あと何十曲もかけたい曲があるので、またやりたいと思います!

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