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TBSラジオ『TOMAS presents High School a Go Go!!』(毎週・月曜夜9時~9時30分)

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろんな話題にスポットを当て、高校生の興味ある話題や悩み、疑問など直撃取材などをする高校生応援プログラムです。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

▼メインパーソナリティ:TBSアナウンサー・石井大裕

海城中学・高等学校の古典芸能部を取材&江戸の謎を聞く

▼2018年9月24日(月)放送後記

<高校生の主張>
毎回、TBSラジオキャスターが都内近郊の高校に伺い、その高校に通う現役高校生らから学校生活にまつわる話題を取材します。

毎週、様々な高校をご紹介していますが、今週は先週に引き続き、東京都・新宿区にあります、私立の男子校、海城中学・高等学校をご紹介。

教育目標は、「リベラルでフェアな精神を持った「新しい紳士」の育成」がモットーで、完全な中高一貫の学校です。

そんな海城には、数多くのクラブ活動や同好会があり、今回は、古典芸能部を取材。落語を中心にした部活で、古典落語のみならず、コントや新作落語なども行うということです。取材を行ったのは、TBSラジオ・キャスターで、この番組のスタッフでもある甲斐彩加さんです。

海城中学・高等学校の古典芸能部を取材&江戸の謎を聞く

海城中学・高等学校の古典芸能部を取材&江戸の謎を聞く
甲斐キャスター落語のネタなどはどのように作っているのですか?生徒ぼくの場合は、落語のネタをまとめた書籍を読んで、「面白さ」「長さ」「やりやすさ」などから選んでいます。(やりがいはどこにありますか?)寄席が無事終わった時にみんなで行くご飯が格別です。アドリブで何かを入れると反応が面白くて、みんなとやることが楽しいですね。また、自分なりのアレンジを加えた所がウケた時はやりがいを感じます。

海城中学・高等学校の古典芸能部を取材&江戸の謎を聞く

甲斐キャスター

海城はどんな学校ですか?生徒男子校なので、のびのび出来ます。女子の目がないので、好きな事が出来ます(笑)。
中学の時、社会で珍しい授業がありまして、自分でテーマを決め、そのテーマにあった取材先を探し、アポイントメントとってレポートを仕上げるという課題がありました。大変なんですが、いい経験でした。その時、「紙の本」をテーマに書いたのですが、出版社の人や装丁をしている人、紙を刷っている人などに話を聞いたりしました。実際の生の声は貴重で、とても意味があったと思います。

<課外授業>

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。
スタジオは、高校2年の玉田志織さん、高校3年の山口まゆさんです。

今週は、先週に引き続き、歴史学者の山本博文さんをお迎えしてお送りしました。

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山本博文さん。東京大学・文学部・国史学科・出身で、現在、東京大学・史料編纂所の教授を務めていて、著書に、角川新書『流れをつかむ日本史』などがあり、様々なメディアでも活躍されています。

石井アナどの辺の歴史を重点的に学んでほしいと思いますか?山本博文さん戦国時代の動乱が、どういう風に国としてまとまっていったのか。そこで、どんな制度が出来たのか、江戸時代の初めを学んでほしいですね。そして、その時代が、どうやって崩れたのか、つまり明治維新ですね。
その2つを学んでほしいです。石井アナつまり、江戸がどう始まり、どう終わったかということですね。具体的にはどういう事なんでしょうか。山本さん戦国時代、大名が個々の地域を実力で支配するようになったのですが、そのうちに有力者が出てきました。それが、織田信長、豊臣秀吉らで、最終的にその争いに勝ったのが徳川家康でした。その家康が武家中心の国を作っていきます。それまで戦うことが役割だった武士が現代の官僚のような役割を担うようになります。暴力だけでなく、民を慈しむようになり、近代的な国家が日本に作られていったんです。そして、さらにそれを「進化」させた統一国家が明治です。明治国家は、ペリーなど外国の勢力が日本を抑え、その屈辱をはねのけようとしてできたものです。でも、それがうまくいきすぎて、世界のトップにならなければいけないという思いになってしまい、結局は、太平洋戦争にまで至ってしまったんです。

<おまけの1枚>

海城中学・高等学校の古典芸能部を取材&江戸の謎を聞く

◆9月24日放送分より 番組名:「TOMAS presents High School a Go Go!!」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=201809242100

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