このところ銭湯を盛り上げる取り組みが各所で出てきているんです。
12月19日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まずは、今月から首都圏の鉄道会社がはじめた銭湯のキャンペーンからです。いったいどういう話なのか。京浜急行電鉄の芹澤松一さんのお話です。★京急電鉄「銭湯へゆこうキャンペーン」◆京浜急行 電鉄芹澤松一さん:「京急電鉄では、12月1日から1月31日まで、京急に乗って銭湯へゆこうキャンペーンを実施しております。こちらのキャンペーンは京急蒲田駅と京急川崎駅に設置したスタンプと大田区と川崎市の銭湯に行きますとスタンプがもらえます。こちらのスタンプを集めると、京急オリジナルテディベアがもらえるというキャンペーンとなっております。ターゲットは、テディベアということで女性が好む商品にさせていただいているので20代30代の女性のお客さまにも普段利用されていない銭湯に足を運んで頂いて魅力を発見していただければと思っております。大田区と川崎市は銭湯がものすごく多いので、そういった魅力を知って、沿線内外から京急に乗って足を運んでいただければと思っております。」
京急に乗って銭湯にゆこうキャンペーンは、駅と大田区と川崎の銭湯でスタンプを集めて応募すると抽選で京急の創立120周年記念のオリジナルテディベアが当たるというもの。大田区と川崎市は銭湯が多いので、そこに銭湯に馴染みのない若い女性に来て貰おうという企画です。
★大田区のバーでは「銭湯専用ビール」

これは、鉄道会社による銭湯を盛り上げるものですが、地元の飲食店が仕掛けたものもあるんです。それが銭湯専用ビール。開発した羽田バルの大屋幸子さんに聞きました。
大屋さんは、蒲田から5分のところにある羽田バルという飲食店の社長でこの銭湯ビールの仕掛け人。大田区の浴場は黒湯をウリにしているところが多く、黒湯風の黒ビールと銭湯ビールの2種類を開発。これから増えるとされる訪日外国人が大田区の銭湯に足を運ぶきっかけになればとつくったそうです。ちなみにこの銭湯用ビールは、大田区の唯一の醸造所で作った地ビールで、大家さんのお店の羽田バルでは600円、区内一部銭湯では650円で飲めるということでした。
★大田区の組合「飲食店から銭湯に来る流れも」では、この銭湯専用ビール、実際に銭湯側の反応はどうなのでしょうか。大田浴場連合会の小林千加史さんに聞きました。
◆大田浴場連合会 小林千加史さん:「大田区の浴場組合、銭湯組合、大田浴場連合会では、黒湯ビールと銭湯ビールを販売することによって、黒湯と銭湯をみなさんに知っていただければということで今回これを販売に協力させていただきました。お客さんが飲食店から銭湯へ来る流れもあって銭湯とビールが相乗効果を生んでもちつもたれつウィンウィンの関係になっているそう。小林さんは大田区で改正湯という銭湯をやっている方で、銭湯専用ビールでお客さんの風呂上がりの飲み物の選択肢もひろがったとも話していました。
では、みなさん銭湯から上がったらどんなものを飲んでいるのか。最後にきのう銭湯から出てきたお風呂上がりのお客さんに「風呂上がりに飲む飲み物」を聞きました。
●「お風呂入ってサウナ入ってきました1時間。(お風呂あがりと言えば)牛乳飲むときもあるし、水のむときもあるし。(そこでビールは)私お酒飲めないのでない。」●「(お風呂上がり飲むものは)コーヒーですね。(ビールは)私、酒飲まないから申し訳ない。」●「お風呂入ってきた。(お風呂上がり飲みたいものは)お水、炭酸水。ビールはありじゃない。」●「お風呂入ってきました。銭湯からあがって私が飲むのはビンの牛乳だったのでミルクが少数だったのが意外だったのですが、ビールは飲めない、飲まない人もいる一方でビールはありでしょうという人も結構いて、ビールを含めた炭酸が人気でした。
◆12月19日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」内「現場にアタック」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181219073542