TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん毎週水曜。
安田さんとイモトさんといえば去年、TBSドラマ「下町ロケット」で共演!
▼安田さん・・・山崎部長
▼イモトさん・・・島津裕
番組冒頭から
「ずっと、すっぴんしゃんに出たかったー!」
「番組のタイトルコールを、生で聞かせてー!」
「ドラマの撮影中は、なかなか言ってくれないから!」
完全に安田さんのペースでスタート(笑)
■安田さんが「すっぴんしゃん」を毎週聴くきっかけ
イモト 「ラジオで初めて下町ロケットの話をした時から聴いてくださって」
安田さん「そうですね」
イモト 「楽屋前で、昨日聴きましたよ、という話をしてくださいましたよね」
安田さん「(イモトさんとの)話の取っ掛かりを求めていた」
イモト 「ありがとうございます」
安田さん「最初・・・イモトさん、暗かったでしょ」
イモト 「ハハハハ!それ営業妨害です(笑)
元気いっぱいのイモトアヤコのイメージありますから!」
安田さん「イモトさん、ストイックだったでしょ?」
イモト 「そうですね、緊張してましたね」
安田さん「そしたら、すっぴんしゃんというラジオをやっていたから」
イモト 「優しいな」
安田さん「(ラジオで)阿部さんや談春さん、梅雀さん、尾上さん、安田さんとか
先輩達ばかりで緊張します、という話をしていて」
イモト 「はい」
安田さん「その時、撮影で長く回す時に(セリフを)噛む人がいて・・・
安田顕さんって」
イモト 「(笑)」
安田さん「その並びの時、私、噛んでませんし、何ならセリフなかったし」
イモト 「ハハハハ」
安田さん「何でそうゆうとこで、ちっちゃく(ウソを)言うのかな、と。
そんな取っ掛かりに少しずつ仲良くなれた気がする」
イモト 「最初にそれ言われましたね(笑)」
安田さん「私はかまいませんけど、と」
イモト 「盛る、トイうよりウソをつくという・・・」
安田さん「わかるんです、その並び(阿部さん、談春さん、梅雀さん、尾上さん)の時、
どう落とすか。それはもちろん私しかいない!」
イモト 「そこは・・・安田顕さんに・・・しよう!と」
安田さん「(笑)そのうち、すっぴんしゃんが面白くなっちゃって」
■イモトさんから安田さんへクレーム!?
イモト「新潟ロケの時、佃製作所のみなさんと食事に行ったじゃないですか」
安田さん「行きましたね。良いお店でしたね」
イモト 「そこでですよ、急にその場で安田さんが、そういえば・・・
イモトアヤコのすっぴんしゃんって知ってます?って言われて」
安田さん「(笑)」
イモト 「(ラジコから)スマホのスピーカーで流されましたよね?」
安田さん「私、有料のエリアフリーだから新潟でも聴けるんです」
イモト 「(笑)」
安田さん「イモトさん、ストイックでいらっしゃるから」
イモト 「お褒めの言葉みたいに、嬉しいですけど(笑)」
安田さん「佃製作所のみなさんもストイックだから。間が怖かったんでしょうね。
ここは・・・すっぴんしゃんにお願いするしかない!」
イモト 「(笑)あの時の冷や汗といったらハンパなかったです」
安田さん「でしょうね(笑)」
イモト 「やめてくれ!と思いました」
安田さん「(笑)」
イモト 「私の知らないトークを、このメンツに聞かせている時間よ、早く終われ!と」
■「下町ロケット」の撮影で忘れられない出来事
~大変だった台風シーンの撮影~
安田さん「ものすごい雨の中、お芝居をしていて」
イモト 「その前に佃製作所で撮影があって。安田さんが来て、
イモトさん、プロジェクトXの青函トンネル見ましたか?と」
安田さん「はい」
イモト 「青函トンネルを作った男たちの話を、安田さんの熱のあるトークで。
その話で涙が出るくらい」
安田さん「はい」
イモト 「(台風シーン撮影前に安田さんが)あの人たちに比べたから、
私達の雨の中のお芝居なんか屁でもない!その気持ちでいこう!って
おっしゃって」
安田さん「うん」
イモト 「(実際に雨のシーンで)1回目で心が折れた(笑)もうダメだ、寒い・・・」
安田さん「バラエティで使う大きな送風機からものすごい勢いの雨が降って」
イモト 「そう」
安田さん「スタッフさんが(イモトさん演じる島津裕役の)テストをやっていて
顔に(風や雨が)当たるんですよ。
その時、ドラマの福沢監督が拡声器でそんなんじゃダメだとおっしゃる」
イモト 「(笑)」
安田さん「その時、我々ははっきり聞きました、島津にぶちあてろー!と」
イモト 「ハハハハ。そのあと、そこに立つのが怖くて・・・」
■お互いの第一印象の話から、お互いを褒めあう展開に
イモト 「私、暗い感じに見えましたか?」
安田さん「暗いというか、普段のパブリックイメージが明る過ぎる」
イモト 「(笑)」
安田さん「そのギャップが女優さんとしても重宝がられている1つの証拠ですよね」
イモト 「うれしい!」
安田さん「毎日どうも!イモトアヤコです!!だと、どうした?ってなりますよ」
イモト 「私は今回ご一緒して(安田さんは)頼りになる、と思ってました。
(下町ロケットに)今シリーズから入るので安田さんが仲間に入れるように
いろんなパスを出してくださって、すごく感謝しているんです」
安田さん「ありがとうございます」
イモト 「本当にすごいと思ったのが、(安田さんは)舞台も演出もやられているから
ちょっと気付いた時にそっとアドバイスをしてくれる。あれに助けられた」
安田さん「ああ」
イモト 「例えば吉川晃司さん演じる財前さんと私が演じる島津裕が初めて会うシーン。
お互い名前は知ってるけど初めて会うからどうしようかと話をしていたら」
安田さん「うん」
イモト 「その時安田さんが、イモトさんが軽く会釈すれば成立するんじゃない?
と教えてくださって。天才だな、と」
安田さん「もっと言ってください(笑)」
イモト 「(笑)」
安田さん「僕もイモトさんを、さすがだなと思ったシーンを思い出した!」
イモト 「お願いします!」
安田さん「無人トラクターの異変に気付いて、駆け寄る島津裕さんというシーン」
イモト 「ありました(笑)」
安田さん「あの走る時に、突然、〝女の子走り〟されましたよね?」
イモト 「(笑)」
安田さん「絵に描いたような内股で、ちょっと手を内側に入れて。
その時、みんなどうしたどうした?ってなったんだけど、あれは・・・?」
イモト 「(笑)あれはちゃんとプランがありました。前半の田んぼのシーンで
いつものヤンチャなイモトが出てしまった。
オンエアを見た森三中の大島さんから、島津は内股だよって」
安田さん「(笑)」
イモト 「勝手にね(笑)次、田んぼを走るシーンがあったら内股で走ろう、と」
安田さん「第3話で内股で走られていましたよね」
イモト 「修正です(笑)すぐに取り込んで」
安田さん「(笑)」
イモト 「もう一個!安田さんは役柄同様、チームの潤滑油的な存在だったと思う。
それで感じたのが私、吉川晃司さんが・・(笑)」
安田さん「吉川晃司さんの話ばかりになるますけど(笑)」
イモト 「イッテQの新春SPの件で、吉川さんをイジるくだりがあって。
それを事前に吉川さんに伝えるかどうかを、安田さんに相談しました」
安田さん「はいはい」
イモト 「そうしたら安田さんが、俺に任せろって言ってくださって。」
安田さん「また盛って!」
イモト 「ほんとに!そのあと吉川さんと焚き火にあたって待っている時間があった。
その時、安田さんがすごいパスをくれて」
安田さん「はいはい」
イモト 「吉川さんが、イモトさんは風邪ひかないんですか?あんなロケ行ってるのに
って言ったら、安田さんがここだ!というポイントで、
でもイモトさんこの前の山登りのロケで風邪になったんですってね?
とキラーパスをくれたんです」
安田さん「はいはい」
イモト 「そうなんです!そのロケで実は吉川さんをいじったんですけど~
というのが出来て、そういうのも含めてすごい感謝してます」
安田さん「そこか(笑)」
イモト 「そこです(笑)」
安田さん「私のやらしいところは、吉川さんがいなくなられたあと
佃製作所で(焚き火に)あたっていた時、あのトークのくだり、
安田さんに助けられました話を、あなたはいつまでたってもしなかった!」
イモト 「ハハハハ」
安田さん「私しびれを切らして、実は私が助け舟を出したんです!どうですかこんな僕!
って言っちゃった」
イモト 「ハハハハ」
安田さん「僕そういうこともちゃんとやってますアピールしちゃう自分の小ささ」
イモト 「いやいやいや」
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■2月22日公開
安田顕さんの主演映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」の話。
原作:宮川サトシ
監督:大森立嗣
出演:安田顕、倍賞美津子、松下奈緒、石橋蓮司、村上淳
*宮川サトシさんの実体験を元にしたエッセイ漫画の映画化。
安田さんは宮川サトシさん(息子)役。倍賞美津子さんが母役
イモト 「すっごく泣きました。悲しい話なんだけど、クスとできるところもあって。
それが悲しくなる。
倍賞さんのお母さんが亡くなった後、残された男3人が裸で湖に入るシーン。
最後、お父さんが(全裸で湖に)行くところは何ともいえない」
安田さん「あれは大森監督のオリジナル。最初はすっぽんぽんじゃなかった。
倍賞さんが裸で入った方がチャーミングじゃない?っておっしゃって」
イモト 「へえ」
安田さん「撮影中に実感したのは肉筆は伝わるということ。
亡くなったお母さんの母子手帳を見るシーン。
実際に原作者の宮川さんのお母様が使われていた母子手帳をお借りした」
イモト 「!」
安田さん「亡くなられたお母様の字で、何グラムに生まれた、何があったと書かれてる」
イモト 「へえ」
安田さん「肉筆ってものすごい力を持っているんだって。あれはぐっときましたね」
イモト 「なるほど。いろんな人がいろんなものに感情移入できる映画」
安田さん「家族の話なので、子供として自分の親、親でもあるので子を思う親、
2つ上の兄もいるので、それぞれの立場の気持ちがわかったし。
それぞれの境遇に置き換えて感じてもらえることがあると思ってます」
◆2月20日放送分より 番組名:「イモトアヤコのすっぴんしゃん」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190220213000